彼女が子供のころ、この広い庭と畑は近所の子供らの格好の遊び場だったらしく、そのときの場外ホームランで茂みに消えたボールが、今でも時々発掘されます。
街で育った僕にとっては、庭で野球というスケール感がちょっと意味が分からないレベルなのですが、草刈りや耕運のたびにしばしば発掘されるボールを手に取るたびに、彼女の子供時代を想像してほほえましくなったりもします。
そんな野球ボールなんですけどね、発掘されるときはたいていこんな感じなのです↓
土に半分埋まってて、黒ずんでて、劣化してガサガサしてて・・・
つまり、黒丸大根なの。
いや、逆だ、逆。
黒丸大根っていう品種の大根が、発掘された野球ボールにそっくりなんです!
黒いけど真黒にはなり切れてない感じとか、肌のガサガサ感とか、大きさも、ほぼほぼ野球ボールなの(笑)
そういうとなんかマズそうに思えるんだけど、意外にも、これが超絶美味な大根なのです。
むっちり身が詰まってて、水分が少なくて、フライパンで焼き目を付けても油が跳ねないので、焼いて食べるのに向いてます。
焼き目を付けて皿うどんの具にしたりとか。これが最高なんだよなー。
焼いても皮の色は褪せないで、むしろ独特の高級感がある模様が引き立ちます。
なまこっぽいというか、きめ細かいヒョウ柄というか。
他にはなかなかない模様でなかなかカッコイイ。
栽培に関しても、普通の大根と特に変わりません。(固定種のわりに種がちょっと高いけど)
うちでは今年初めて栽培したのですけど、個人的にすっごいグッとくる品種なので、これからたぶん毎年栽培してくことになりそうです。
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