10日ほど前のこと。
なんとなく左の奥歯の根元に違和感を感じ、歩くたびに頬に響く鈍い痛みが出始めて、これはもしや副鼻腔炎の前触れでは?といやな予感がしました。
去年の夏に歯科治療の後遺症的に副鼻腔炎になった時は、人生最大レベルの不快な頭痛と熱が数日にわたって長く続き、生活にかなりの支障が出たので、まさかまたあれが再来するのか?と思い、やや辟易すると同時に、少し前に断食と免疫力についての記事を読んだのを思い出し、断食で免疫力を上げて、副鼻腔炎を予感の段階で抑え込む作戦を決行することに。
もちろん彼女も強制的に道連れで(笑)
「あさっての夜まで断食してさ、回復食でうちのニンジンジュースとか飲んだらめっちゃ美味そうじゃない?」
とか言って無理やり巻き込みました。
ところが断食初日、僕が仕事から帰ると、普通に夕食が準備されていました。断食開始からまだ23時間しか経ってないのに。
わけを聞くと、夕方ごろヨガの先生が遊びに来て、断食の危険性(胃潰瘍など)を説かれ、コロッと方針転換したらしい。
ちょっと拍子抜けというか消化不良というか。
僕としては48時間ぐらいやってみたかったのですけど、すでにテーブルに並んだものたちを食べないのもアレだしなーとか思い、人生初断食は23時間で打ち切りとなり、僕らの日常はあっけなく平常に戻ったのでした。
翌朝、畑に散歩に行くと、断食後の回復食にするはずだった人参ジュースをなぜか猛烈に飲みたくなって、衝動的にニンジンを引っこ抜いていました。
それから今日まで一週間。
毎朝欠かさず、朝採った野菜を低速ジューサーでジュースにして飲んでいます。
最初の一口を飲み込むまでは、23時間断食の空腹のときに過剰に美化されたイメージかな?と思ったのですが、そうではなく、単純に超うまい!!
月並みな表現だけど、朝の体にすっと浸み渡る感じ。無限に飲める。
それで初日はニンジンだけだったのが、途中からジュースになりそうな根菜を手あたり次第入れて、ニンジンショウガウコンビーツジュースみたいにになっています(笑)
昨日から入れてみたビーツは、ピンポン玉くらいのもの一個で全体が真っ赤になります。まさに飲む輸血。ビーツ独特の土臭さはなぜか消えていますね。
ウコンは親指くらいのひとかけら、生姜は適当にぽきっと割ってふたかけら。あとはかごに入っている野菜を全部使って、採れるジュースはだいたい700mℓくらいかな。二人で半分つして十分な量。というがそれだけで一日分の野菜?
意外に絞れるもんです。
でも、ジュースと同じ重量以上のカスが出るのよね・・・
うちの場合、カスは畑に撒いて堆肥になるので、うまいこと循環できそうですけど、畑とかない家だと罪悪感で続かなそう。それくらい大量のカス。
すなわちこれ、だいぶ贅沢なジュース。美味いわけですな。
ちなみに、副鼻腔炎の予感はその後、全く消えさりました。
23時間断食が効いたのか、野菜の滋味ジュースが効いたのかそれはわかりません。
がしかし、この一週間、何となく体の調子がいいような気もしてます。
単純に美味しすぎるジュースが精神面からプラセボ的に働いているのかもしれないけど。それはそれでいいことだよな。
こうして、来年はニンジンの畝を今年の2倍の総延長50mにすることをすでに決定した僕であった。
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