梅雨の晴れ間に、ジャガイモを少し掘りました。
今年の品種と種芋量は、男爵5㎏、キタアカリ3㎏、メークイン5㎏、十勝こがね1㎏。
株間30cmで15mの畝を6本分です。
晩生の十勝こがねは半月ぐらい芽が出るのが遅く、生育もその分遅くなりましたが、みんなおおむね順調に育ってくれました。
今はまだ葉っぱの下の方が少し黄色くなり始めたタイミング。
もうちょっと待ったほうが小芋が太る気がするので、本日は20㎏だけ収穫しました。
それでも、種芋の20倍以上の芋ができていました。
8株分でこのバケツ一杯分。
バケツ一杯がちょうど10㎏。
種芋は大体40~50gに切りそろえて植えたので、20倍強。
今年は種芋を植え付けたのが遅くて、4月の桜が咲いてからだったかな。
つまり、2か月半で20倍以上にも増殖したということ。
じゃがいもの増殖率すごい。
で、今年とくにうれしかったのは、中くらいの大きさでそろってて、しかも肌がきれいってこと。
大きさがそろったのは株間30cmで一箇所3本立ちにしたのがよかったみたい。
そして肌がきれいなのは、ここの土がよかったんだと思う。
じゃがいもを植えたこのエリアは、5年前に剪定枝チップを厚く敷き詰めて、それがいい感じに腐熟したところ。
酸性度は6.5ぐらいで弱酸性。
じゃがいもを掘るのにスコップとかは特に必要なく、手で掘れるぐらいフワフワで、空気層が多いので、植物の生育がすごくいいのです。
剪定枝チップという高炭素資材も、5年経つとすっごくいい肥料になるようで、今回のジャガイモは無肥料でいい感じに育ちました。ジャガイモの前作は無肥料でハクサイを育てていましたから、土が蓄えている栄養分はかなり多いみたい。
その栄養分も、一気にドカッと供給される感じではなく、植物が必要な分がじわじわ少しずつ供給される感じ。
炭素循環農法がうまく機能した時って、きっとこんな感じになるのかなあ。
うちの場合、お茶の木を抜いた場所に雑草防止として剪定枝チップを敷いたので、特に土壌改良とかを意図してやったわけではないのですが、炭素循環農法的アプローチで意図的にやる価値は十分にある気がしました。
今年は15㎏の種芋を植えました。
そんで今日掘ってみた感じだと種芋の20倍に増殖してるっぽい。
とすると、全部で300㎏以上収穫することになります。
完全にジャガイモの増殖率舐めてました。
全部うちで食べるとしたら、ひと月20㎏弱ずつ。
それは絶対無理。
ジャガイモ嫌いになる。
新鮮なうちに贈答したり販売したりしとこう。
コメント