ひと月ほど前に、今年はどうやら、防虫ネットなしで大豆もとい枝豆の種が採れそうだということを書きました。
カメムシが多い針葉樹林際のうちの畑で、ノーガードで大豆ができるのは奇跡といってもいい出来事なのですよ。
その枝豆はその後も順調に登熟し、11月の初旬頃莢が茶色く変色したのを合図に枝ごと収穫して、トロ船に入れて乾燥させていました。
トロ船に入れておくのは、莢が完熟すると莢がはじけて豆が吹っ飛んでしまうから。
去年の様子を観察したところ、そのまま12月までおいておくと自然に莢がはじけて豆がでてくる感じだったので、今年もそうしてもよかったのだけど、ブルーベリーの挿し木用の用土を配合するのに今日このトロ船を使う必要があったため、手作業で莢を割って豆を取り出すことにしました。
今年はネットなしでうまくいったと思っていたものの、やはりカメムシの吸汁害は少し発生していて、それに加えてメイガ幼虫の食害が無視できない程度にありました。
ネット栽培の昨年とは、歩留まりがだいぶ違いますね。
食用ならまだしも、自家採種目的となるとネットをかける必要性がやはりあるなと思いました。
選別後に見てみると、ネット栽培の歩留まりの高さがさらに可視化されたような気がします。
去年はほぼ同じ株数で1リットルくらい採れていたのが、今年は600mℓくらいしか取れていません。
クズ豆の割合も高いし、そもそも豆になる前にメイガに食害されている莢も結構ありそうです。
ということで、全くできなかったわけではないですが、虫害リスクが高いのが心配なので、来年以降の枝豆の自家採種はネット栽培に戻そうかと思います。
歩留まりが低かったとはいえ、虫害を受けていない豆はツルツルしてて綺麗だったし、とりあえず来年の分は600mℓもあれば十分でしょう。
去年採種して相対湿度30%でビン保存してる種も300mℓあるしな。
そういうわけで、今年の枝豆自家採種はまあまあ成功としておきます。
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