スイートコーンは移植栽培で。それがうちのジャスティス

とうもろこし

うちの彼女、高校の時の修学旅行の一番の思い出が、「北海道のトウモロコシがおいしかったこと!」っていうくらいスイートコーンが好きでして、うちの畑でも毎年ほぼ自動的に栽培リストに加わります。

え、当然育てるよね?って感じ。圧がすごい。

で、

スイートコーンはほぼF1品種しか出回ってないので、僕らもなにかしらのF1品種をやるわけですが、F1スイートコーンって、高いんですよねー。種が。

僕らの品種選びは、「固定種しかやらない」みたいなポリシーはあんまりなくて、8割がた固定種だけど、たまにF1種もやるって感じでわりとゆるゆるなのですが、

F1種が2割と少なめな理由は、主に、

種の値段が高いから。

でして、F1スイートコーンの種の高さには毎回結構日和ってます。

少なくとも、種袋の説明書きみたいに、「5粒播いて、芽が出たら間引いて一本だけ残す」っていうやり方は出来ないです。

いや、だって、70粒ぐらいしか入ってないのに5粒ずつ播いたら14株しか取れないじゃん。貴族の高潔な遊びかよwwwって感じ。

んなわけで、

いろいろ試した結果、うちの定番のやり方は次のようになりました。

128穴のセルトレイに一粒播き。

芽が出るまで薪ストーブのあるリビングの食器棚の上で保温(薪ストーブの暖気が上に集まるので、いつもだいたい25度くらいになる)

芽が出たら庭のビニールトンネル育苗台に移動。

葉っぱが2.5枚になったところで植え付け。

播き時は3月中もしくは4月初旬まで。(それ以上遅いと収穫期に虫にかなり食われるので)

これだと、発芽率が悪いロットにあたっても畑で歯抜けにならないし、逆に発芽率がいいロットの場合、間引きによって無駄になる種がなくなります。

圧倒的に種の歩留まりがいいのです。

よく、「スイートコーンは直根だから植え替えに弱い」っていう話を聞きますけど、去年移植栽培した感じだとそんなに影響はないかなって印象です。

ただ、

トウモロコシ産地のマニュアルとかにも書いてあるように 「葉っぱが2.5枚で定植」っていうのは絶対守らなきゃダメみたい。

僕の経験から言っても、葉っぱ2.5枚のとき、根っこはセルトレイの株に程よく張る感じなので、たぶんこれ以上置いたらぐるぐるに絡まってダメなのだと思う。

定植直前の苗。種まきから19日目。

今回の品種は、サカタのピーターコーンってやつを近所のコメリで買ったのですけど、発芽率はなかなかよく、ほぼ100%芽が出ていました。

で、芽は出たけど、ちょっと異常っぽいとか、小さいまま育たない感じのが1割くらいずつあって、畑に定植したのは72株中60株、つまり種の数の80%強くらいの苗が取れました。

確か一袋が350円くらいだったので、苗一本あたり約6円の計算。

なかなか上出来かも。

これが間引き栽培だったら一本20円とかそのくらいすると思うのですが、そのレベルだともはやスイートコーン育てる意味ある?って気になりそうなので、

移植栽培、それがうちのジャスティスなのです。

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