初めての生姜栽培で、その増殖率にニンマリ

生姜

今年、人生で初めて生姜を栽培してみました。

品種は大生姜の「近江」と小さくて芽の多い「三州」

5月初旬に畑に植え付けた後、種が死んだか?と思うほど時が経ち、6月の終わりごろになってやっと小さな芽が出てきて、それからしばらくは、成長しているのかしていないのかよく分からないくらいずっと小さいままで、なんか根本的に育て方間違ってる?これ?とか思いながらも、草取りだけは繰り返していました。

育たない生姜と、めっちゃ生える草、その温度差に萎えて、畝ごと見捨てようと思ったこともありました。

が、

そのまま8月になり、ようやくちょっと勢いづいてきたかな?という頃に、汗だくになりながら刈草を敷いて、そこからの成長がすごかった!!

とくに芽数の多い三州生姜はザ・生姜畑って感じにわさわさ葉が茂って、雑草を打ち負かしていきました。

芽数の少ない近江生姜も、個体によっては15本以上の茎が生え、30cmくらいの塊にまで育つものもありました。

三州の葉の茂りはめっちゃわさわさです
根元を見てみると、三州は茎が何本生えてるかわからないほどに
近江も太い茎が15本くらい生えてる

9月ごろからは、これはいいのが採れるぞーと確信して、収穫の時期を今か今かと待ち望むようになりました。

10月には試し堀りをして、小さいながらも種生姜よりは確実にデカい生姜に歓喜し、ジンジャーシロップを作ったり餃子の具にしたりと、フライング気味に初物生姜を堪能してました。

そして待ちに待った11月、葉にうっすら黄色が差してきたので、すべて収穫することにしました。

掘ってみると、作況は期待通り、かなりイイ!

近江
三州
近江、これで全量

上の写真、一輪車に入っているのが今年成長した分で、緑のてみに入ってるのが種生姜です。

だいたい10倍くらいになっている感じ?

すごい増殖率です。

購入した種生姜は3㎏程でしたが、そのうち2割くらいが芽を出さないまま死んだっぽいので、実質の増殖率は800%という感じでしょうか。

まあそれでも、こんだけありゃあ十分も十分。

来年の種用を確保しても、生姜には事欠かない生活ができそう!!!

しかも来年以降は自家採種の種で増殖すれば、無限生姜じゃん。むふふ。

ということで、早速自家採種用の株を選び、発泡スチロールにビニールを敷いて、湿った桧のおがくずでサンドイッチしながら詰めました。

桧のおがくずは、この前ベッドを作った時に出たもので、桧だけ分別して、ビニールに入れてとっておいたのです。

今日この時のためにね。

桧の殺菌成分によって雑菌の増殖を防ぐと同時に、湿らせたおがくずで包むことで、乾燥防止の効果があるのでは?という思惑です。桧のおがくずは、その辺に置いといても全然腐んないので、殺菌効果はすごくあるはずです。

ただこの桧、天然乾燥材なだけあって、桧臭がこれでもかというほどプンプンします。

この香りの強さ、殺菌効果という点では申し分ないと思うのですけど、食品に使うにはちょっと強すぎじゃない?と思うほど強いので、食べる用の生姜は、ビニールに入れて軽く霧吹きをかけて発泡スチロールに入れてみました。

桧ありとなし、2パターンの実験ですね。

おがくずそれ自体の物理的な保湿性能は結構優れてる感じを受けたので、香りの弱い杉のおがくずも別に取っておけばよかったかなーなんて思ったりもしますが、とりあえず今年はこの2パターン。

この発泡スチロールを、しばらくは北側の和室において、寒さが本格的になってきたら2階の物入れに移したり、保存適温15度目安にちょこちょこ移動させる予定。

来年用の種の冬越し、できるといいなあ。

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