晩生白菜を収穫

ハクサイ

9月3日に播いた晩生白菜を収穫し始めました。

品種はトーホクの「F1郷秋85日」

今年の白菜は固定種の松島新二号とこの郷秋85日がメインでしたが、固定種とF1とで軟腐病の発生率が全然違いました。

やはりF1のほうが耐病性があるようです。

とはいえ、軟腐病の抵抗性は根本的なものではないようで、F1のほうも数株はやられていました。

おそらく、

F1品種の方が葉が硬く傷ができにくい→軟腐病が侵入しづらい

という感じだと思われます。

その名に違わず、85日で結球完了。

今年は暖冬気味だったので、あと5日ほど遅く播いても結球したと思います。

直播きで、株間は60cmの2条千鳥植えにしました。無施肥です。

11月中旬に外すまで、防虫ネットで覆い、ネットの裾には土をかぶせ完全防備のつもりでしたが、ヨトウムシは普通に侵入していましたね。

1mm目合いのネットだと、若齢のうちに侵入できてしまうようです。

来年は0.4mm目合い買ってみるかな。

 

栽培場所は5年前に剪定枝チップを大量に敷き詰め放置したところ。

チップはすでにほとんど腐り、腐葉土みたいになっていました。

炭素率の高い剪定枝チップを大量に敷いた場所の割に、窒素分はかなり豊富だったようで、無施肥なのにアブラムシが鬼のように発生してました。

5年も経つと高炭素率資材の影響はなくなるみたいです。

むしろ、チップを分解する過程で微生物の量が増え、分解が落ち着いてきた今になって、それらの微生物にストックされていた窒素分が放出されているのではないかと思われます。

5年とか長いスパンで見れば、無施肥でハクサイが結球する環境(それどころか、アブラムシも大量発生)を作ることも可能だと実感しましたね。

少なくとも窒素飢餓的な現象は5年で解消されるということが確認できました。

微生物たちの働きはホントに不思議です。

アブラムシに加え、小さなヨトウムシが潜んでいたので外葉を大量に剥きましたが、これでも2kgオーバー。

僕としては白菜は中の白いとこのほうが好きなので、むしろ良かった。

 

まあともかく、

無農薬で白菜を作るのは結構大変です。

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