彼女の実家の無駄に広い土地は、そこここに竹や木が生えていたり、デカい岩があったりして、とても人力では整備できない状況で、僕らも手をこまねいていました。
「ユンボがあれば、ここの茶の木を抜いて一反ぐらいの果樹畑にできるのにね」
とか常々話していたところに、先日、
彼女の友人のおじさん(外構屋さんで機械好き)から、
「うちの古いユンボ使っていいよ。気に入ったら安く売ったげる」
との提案がありました。
ついでに古いトラクターも合わせて、のちのちの整備の面倒も見てくれて、こみこみで30万チョイで、とのこと。
このユンボを使ってこれからやろうとしていること(茶・竹の抜根、整地などなど)を外注するとなると、30万じゃ絶対収まらないし、レンタルしてもとんとんぐらいな計算なので、ここで買ってもいいかもねという話になっています。
耕運機だけで耕すのにも限界を感じていて、トラクター購入も考えていたしね。
で、そのユンボがこちら↓
クボタのKH-5HGという機種で、バケットは0.05立米。
製造年は30年以上前で、アワーメーターは2400時間チョイで、それなりに老体っぽいですが、実働は問題無い感じです。
壊れたらおじさんに診てもらえるし。
で、
こないだ早速、コイツに乗ってちょっと作業したんですよね。
長年不便に思っていた蔵の横の段差(20cmの石垣)をスロープ状に均して、そこに生えてた10cm径の木を抜いて、車が通れるようにするっていう作業を。
そしたら、
木は雑草のごとくズボっと抜けるし、アームとキャタピラで一瞬にして整地できるしで、
人力なら一日仕事なのが、2時間ぐらいで終わっちゃいまして、
油圧の力、ハンパねえ・・・
そして、ユンボ面白れええええ!
と、人類文明の素晴らしさ&男のロマンをしみじみ実感しています。
今はまだ慣れないレバー操作を恐る恐るやってこの早さなので、
今回の作業ぐらいなら慣れれば30分で出来そう。
コイツとなら、飛び地にある1反の荒れ地(茶、竹、雑木の混合)を今年度中に整備できそうな気がしてきました。
ユンボというものを今まで一度も使ったことがなかったので、安く売ってくれると聞いたときはあまりピンとこなかったのですが、今となっては買う気満々になってます。
機械にはあまり興味のない僕も、さすがに今回ばかりはテンション揚がりまくり。
重機が男心をくすぐるのは、普遍的というか、なんかこう本能的なものなのかもしれません。
それにしても、ユンボを買ってガチめな田舎暮らしをするなんて、数年前の自分は想像もしていませんでした。
憧れというか、そういうのは少しあったんですけどね。
でも実際やってみると、こういう暮らしって、大変だけどめちゃめちゃ面白い。
それを定年後とかじゃなくて20代のうちに経験できていることにしみじみと感謝する日々です。
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