僕らにとってちょっと特別な意味をもつニンニクの植え付けの日が今年もやってきました。
何が特別なのかは前にここに書いたとおりで、簡潔に言うと二人の出会いの記念日的なことです。
このニンニク、うちで自家採種を続けて、これが4度目の植え付けになります。
最初は3個入/100円の食用ニンニク×6個だったのが、今年の春の収穫では300個に増え、今シーズンは、すでにだいぶ食用として消費したものの、種球には全く不自由しないほどのストックがありました。
今年は、春に採れたものを、外皮を剥かずに土付きのまま蔵の庇で陰干ししたのですが、土付きが奏功したのか、記録的にひどい梅雨の長雨でも腐ることもなく、ほぼすべての球が最高の保存状態で秋を迎えることができました。
そのため、腐るのを見越して多めに確保しておいた種球が若干過剰供給に陥り、300個を予定していた植え付け数は500個強に変更することに。
とはいえ、ただやみくもに数を増やすのもつまらないので、条数を変えてみたり、9515の5条植えマルチで密植したらどうなるか?など、栽培環境を変えていろいろ試してみることにしました。
畝は20m×2本で、TA800Nの平畝成型機で最大の高さ(20cm)の畝を上げました。過去3年の経験上、水捌けがいいここの畑でも、畝を高くした方がニンニクの生育がいいと感じています。
この場所は5月までえんどう豆を栽培して、6月にソルゴーを播き、8月下旬にそれを漉き込み、9月に2回トラクターで耕運してあります。ソルゴーの育ちがとても良かったため、今回のニンニクは無肥料でやってみます。
9515のタマネギ用マルチ区、3条植え区、2条植え区と3区画に分けましたので、その違いがどう出るか、今から楽しみです。
終わらない落花生収穫も・・・
昨年の記録を見返すと、昨年は、ニンニクの植え付け日に落花生の収穫も行っていました。なので、今年も同じスケジュールで行くことにしました。
昨年は、収穫と同時に莢をもぎ取り、コンテナに入れて、その後数日は、晴れた日は犬走のコンクリートに広げて天日干し、雨の日は室内で除湿器で乾燥という手間のかかる方法で乾燥をしたおかげで、かなり品質良く干しあがったので、今年もそれを踏襲することにしました。
したがって、今週末に襲来する予報の台風を気にすることなく、むしろ、台風の雨で地面が乾かなくなることを恐れて、本日、落花生の収穫もしてしまうことにしたのです。
備中鍬で根元をほぐしてズボッと抜いてみると、
うーん。。。。
ちょっと密植しすぎたかも?1株あたりの莢数は若干少ないかな?という感じ。でも密植した分、全体的な収量は普通に多そう。
品質的には、昨年と同じくなかなかイイ感じです。
がしかし、昨年よりも圧倒的に数が多いので、今日できたのは、全体の半分を掘り取って地面に並べるだけ。
15mの畝×4で二条植え、株間30cmの落花生は、収穫が想像以上に大変でした。鍬でほぐして、ズボッて抜いて、土を落として並べる×500セット。背中と腰がズタズタにやられるわけです。
自家採種の種が大量にあるのをいいことに、大量に種を播きまくった春ごろの自分をとても恨みました(笑)
ということで、落花生収穫は明日までの延長戦にして、途中で切り上げました。
天気予報によると、明日の夜から5日間くらいずっと雨続きの天気になるらしいので、明日の日中が勝負所です。莢を外してしまえば、あとは除湿機の力を借りてなんとかなりますからね。
絶対に早起きして、何が何でも莢のもぎ取りまで完了させなければ!!
コメント
にんにく記念日おめでとうございます(*^^*)
いつもブログ楽しみにしてまいます
500球の植付お疲れ様でした
急逝した舅が植え付けたニンニクから自家採種、こちらは2年目の植付、無事芽がでてきました
先日、スペイン産の紫ニンニクとやらを知人から頂き…色々と調べたら早生型だし、こちらの中山間地域よりの気候では今からは難しいのかなと思いつつ、黒マルチで植付してみようかと思います
ニューホワイト6片は用意してあり、来週あたりに植付予定です
基本、冷え込む日が多い地域なのですか暖冬やら、なんやら…色々な品種で試したいと思います
自家採種の記事も興味深く読ませて頂いています
今年は晴れ間のない長梅雨&夕立ちもない酷暑日続き…でピーマンやらシシトウもヘナヘナでしたが、隣のおじさんのこの地域特有のシシトウ2種は元気で、やっぱり地にあってるのかなと思い、種取り用に熟した赤い実を頂きました
来年植え付けてみようかな
エンドウ類も初自家採種したので、こちらも播種するの楽しみです
冷え込む日も増えてきましたのでお二人ともお身体ご自愛下さいね
ニューホワイト六片は、当地だと早生種の植え付けから半月~20日ほど遅れた11月初旬くらいがいいようです。あまり早く植え付けると病気になりやすいみたいですね。
自家採種の効用については、僕もまだ年数が浅いのではっきりとは分からないのですけど、例えばエンドウの耐寒性とかに関しては、寒さを乗り越え生き残った株から種を採るだけでだいぶ強くなるなという印象を持っています。
うちも、万願寺は元気だったけど、ピーマンはそちらと同じく超へなへなです。同じピーマン系でもここまで違いがあるものかと。
なので、サボテンさんの地の在来シシトウみたいな品種は大事にしていきたいですねー。