ソルゴーを(結果的に)自家採種する

自家採種

ナスの畝の隣に植えていたソルゴーなのですが、漉き込みの時期を逃し、もはやロータリー耕だけでは細断できないほど硬くなった後、完全に放置状態で見て見ぬふりを決め込んでおりましたら、いつの間にかたわわな穂がついておりまして、これ幸いと、播いたときには予定していなかった自家採種をすることとなりました。

昨年は台風でなぎ倒されて品質のいい実が採れなかったのだけど、今年は台風がいまだ上陸せず、穏やかな秋なので、倒伏はほとんどありません。

とはいえ、9月上旬に2週間ほど停滞していた秋雨前線のせいで、樹上で穂発芽しているものもちらほらありました。穂発芽は、してるのとしてないのがあって、その違いがなんなのかはよくわかりません。

穂発芽した穂は刈り取りの時にはじいて、アワノメイガに食われてるのもついでにはじいて、良さそうなものを選んだ結果、収穫はこのくらい↓

脱穀してみないとまだ何とも言えませんが、たぶん、10㎏くらい。

これだけあれば、うちの緑肥としては十分すぎるほど、というか、数年間はソルゴーの種を買わなくて済みそうです。

最近薄々感じているのですけど、たいていの種は、相対湿度30%の空間でなじませて瓶とかで完全に密封すれば、採種から数年は十分な発芽率を維持できますね。

相対湿度30%の空間は、うちでは、カメラの防湿庫を間借りして確保してます。(間借りという割に、種が70%くらいの空間を占めてるんだけどもね。笑)

もっとも、今回のソルゴーみたいな場合、容積が何リットルもあってかさばるので、防湿庫は使わず、湿度が低い秋晴れの日に天日干しして瓶詰にする予定。

ソルゴーに限らずですけど、自家採種を効率的にやるのなら、数年に一度ドカッと量を採って、それを完璧に保存して、ちびちび使っていくのがいいのかなーと思います。

収穫の後は、気持ちいい秋の日差しの中で地べたに座り込んで、穂を20本ずつ縛りました。湿度も低いし、蚊もいなくなってきたし、最高の季節ですねー。

とりあえず脱穀まで、このまま蔵の庇の下ではさがけみたいにして乾燥させときます。

半月くらい干したら、職場の足踏み脱穀機を借りて脱穀の予定。

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