ガーデニング?始めました

花など

ユンボの振動とチェーンソーの爆音とともに始まったこの作業を、“ガーデニング”と呼んでいいのかは甚だ疑問なのですが、まあそんな感じの作業を始めました。

母屋の前の一反の荒地を果樹エリアにする作業のついでに、4×8mの面積を花とハーブエリアとしてゾーニングしています。

もともとこのエリアは、彼女が子供のころは立派な栗林で、老木になった栗が枯れた後は彼女のお母さんが花や灌木を育てていて、お母さんが病に倒れてからはほとんど手つかずのまま、3年前僕がここに来た時にはすでに雑草が生い茂るエリアになっていました。

ここがただの更地ならまだいいのですが、なまじ5年前まではガーデニング的な使われ方をしていたため、そここに仕切りの石の縁取りやレンガ、灌木や斑入りススキなどが点在していて、刈払い機を使おうにも、そうとう注意深くやらないと、石やレンガにガキーン!とぶつかってチップソーの刃がすぐダメになるため、なかなか進んで草刈りする気にもなれず、その結果さらに草がのさばるっていう、悪循環になっていました。

そこで今年の秋は、このエリアを一度全部まっさらに更地にして、灌木やススキは最低限を残してユンボで伐根し、石やレンガは一か所にまとめ、そのうえで新たにゾーニングをして、果樹は整然と一列に、花とハーブはひとどころにまとめることにしました。

彼女の理想は、「イングリッシュガーデン風にくねくねの無秩序な感じがいいなあ」なのですが、2反の畑に加え新たに1反のカオスを管理するのは相当大変になることが予想されるので、理想と大変さの折衷案として、直線と直角で構成されたそれぞれのゾーンを、緩やかなカーブでつなぐようなイメージで、新たに庭を作っていくことにします。

灌木の剪定枝は、太いものは薪に、手首くらいのは杭に、直径3cm前後のまっすぐなものは柵用にと、おおまかな太さごとに分け、余ったものはユンボで掘った大きくて深い穴の中で盛大に燃やしました。

生木の剪定枝も生の切り株も、大量にガンガン燃やしていくことで、わりと燃やし尽くすことがができます。

ちなみに、このように穴を掘って燃やすのは、ただ漠然とやっているわけでもなくて、この穴は後々、空気と水の通り道となります。

そのために、昼から絶えず剪定枝を燃やしたら、夕方には穴に土をかけて酸素の供給を遮断し、そのまま一晩放置し、消し炭を大量に作ります。

できあがった消し炭は、半分を掘り出した心土に混ぜて埋め戻しました。これで水と空気の流れの起きやすい通気性のいい要のポイントを作ることができます。

もう半分は適宜必要なところの土に混ぜ込んでいくのですが、今回の場合、のちにイチジクを植える予定の場所に穴を穿ち、そこで枝を燃やしていますので、ほぼ全量を穴の周辺の土とまぜてしまいました。

イチジクは弱アルカリ性寄りの通気性のいい土壌を好むので、炭や灰とは相性ばっちりなはず。

そんなわけで、

今週はずっとそんな作業を続けて、本日、ついに花壇を完成させました。

花壇の縁取りは、前面が剪定枝の編み込み柵で、側面が4mの木の板です。

側面の木の板の部分は後々、イチジクと梨の一文字仕立てで自然の柵にする予定。

柵の内部は、2m×4mの区画で4つに分け、区画ごとにハーブや花を植え、連作障害を回避する作戦でやってみます。

それにしても、なんともいえぬ牧歌風でいいなーこの柵。

僕これ今、めっちゃガーデニングしてるよね。って感じがする。

まあ来年の春夏に蔓系の雑草が生えてきたら悲惨なことになりそうだけどさ・・・

ちゃんと草刈りするから大丈夫!・・・なはず(笑)

  

柵の完成後は、この前衝動買いしたクロッカスとチューリップの球根を100個ほど植えときました。というか、球根を衝動買いしてしまったがために、急遽この花壇を作ったといっても過言ではないのかもしれないんだけど。

とはいえ、球根100個はこの花ゾーンの面積に対しては全然まったく足りないくらいでした。4つに分けた区画の、そのさらに5分の1にもならなかったですから。

ってか、この広さの花壇でも、1000個とか2000個とかそういうレベルなのですよね。球根って。

100個でいけるっしょーとか思ってたけど、

完全にガーデニング甘く見てました。

その甘い認識を改めると同時に、球根を増殖させるという僕担当の畑仕事が新たに爆誕しそうなのでありました(笑)

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