今年は、梅雨時期と8月の中旬に1週間以上連続して雨が降りました。
そういう天気は落花生にとっては最悪で、特に梅雨の長雨が続くと、落花生の成長が滞っている間にメヒシバなどが芽を出して後々手に負えなくなります。
かといって、開花後の落花生の株元を中耕するわけにも行かず、苦し紛れに草刈り機で超高刈りしてみたりしましたが、焼け石に水な感じ。
8月の雨はそんな雑草の成長をダメ押しして、その時点で僕はもう諦めました(笑)
で、収穫時期を迎えた今、落花生の畝は冒頭写真のように雑草まみれになっているというわけ。過去四年毎年落花生を育ててきて、これまでで一番雑草が生えてしまってます。
さらに悪いことに、収穫期の10日ほど前から、毎夜、何者かの獣が落花生の株元を掘り、ちびちびと食べているような痕跡がありまして、本当ならあと10日ほどおいてから収穫したいところなのですけど、ぼちぼち収穫を始めることとしました。
落花生の収穫目安は、「全体の80パーセントの莢が登熟したら」ということなので、30パーセント強がまだ未熟なままでの収穫は、ちょっと早い感じ。
でも、このままちびちびと獣に食べられていくことを考えると、登熟を待っている場合ではないのですよね。
それに、25メートルの3条播きの畝と、20メートルの2条播きの畝×2本分の落花生は、掘り取るだけでも結構な時間がかかるので、その間に登熟する分もいくらかあるだろうという算段です。
ということで最近は、空いた時間にコツコツ収穫をして、昨日などは「うちのネギと比内地鶏のねぎまを味わう会」でうちにやってきた友人を半ば強制的に動員して、全体の70パーセントほどの収穫を終えました。
掘り取ってみると、想像していた通り、雑草に埋もれた影響で収量はあまり多くありませんね。
やはり落花生は、暑くて乾燥した夏に、他の雑草が生えないほどに地面を覆いつくして、そのまま秋まで落花生の単一植生になるようにしないとだめなようです。
今年は、マルチ無しの栽培で、梅雨前までの除草は完ぺきにしていただけにこの結果は悔やまれますね。
来年はやっぱビニールマルチしようかなあ。
あ、あと、
今年で自家採種4年目になるこの「千葉半立」という品種なんですが、確かに炒り豆の味はめちゃめちゃ美味くて最高。それはもう満場一致でそうなんだけど、半立ちのだらしない草姿と、間延びした莢の着き方が絶妙に収穫しづらいの。
これが「ナカテユタカ」みたいな立性な品種だったら、いくらか収穫が楽かなーなんて、収穫時期になると毎年いつも悩みます。
ま、干しあがった新豆をオーブンで炒った炒りたてを食べると、そんなこと忘れちゃうんだけども(笑)
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