落花生のマルチを剥がす

落花生

自家採種の種が大量にあったので、調子に乗って15m×4畝の2条植え=500株以上育てている今年の落花生。

今年は種の発芽率もかなり良くて、一粒播きしたにもかかわらず欠株になったのは23株だけ。

そのため、補植用に育てていた60株の苗はだいぶ余りが出て、捨てちゃおうかなーとも一瞬思ったのですが、もったいないので植えることにして、結局、550株くらいの株数にはなっていると思われます。

で、

さすがに500株以上となると除草が大変だよね・・・

って思ったので、今年は最初から黒マルチを張ってそこに種を播きました。

播種日は5月22日で、播いて1週間で芽が出そろい、2週間後に欠株を補植し、ちょうど1か月たった先週、黄色の花が咲き始めました。

落花生のマルチ栽培では「だいたいの株の花が咲いた日から1週間後のタイミングでマルチを撤去する」っていうのが鉄則らしく、僕らもそれに従い、本日、梅雨の晴れ間のうちにマルチを撤去しました。

マルチの剥がし方は、まずマルチの中央にナイフで切れ込みを入れ、あとは普通に剥がすっていうごくシンプルな方法。

今日は最初、「あっ、ナイフ持ってくんの忘れたわ」って気づいて、「まあ切れ込みなくても行けるっしょー」ってそのままやってみたら、裾の部分の土がマルチ中央部にどんどんたまってきて、これが全然ダメなのね。

その後、ナイフを持ってきて、切れ込みを入れたのですが、切れ込みがあるのとないのとではまじで雲泥の差でした。

   

今回のマルチは、ごく普通の穴無しのやつに、直径10cmくらいの穴をバーナーで炙ってあけて、穴の間隔は25~30cmにしましたので、すでに結構大きくなった落花生の株は、隣同士の葉っぱが触れ合うくらいになっていました。

葉っぱの開帳幅で30cm弱くらいかな。

だからマルチを剥がし始めたときは、「えー、これ葉っぱちぎれない?ってか最悪引っかかって抜けちゃわない?」って思ったのだけど、意外にもするっと剥がすことができました。

剥がすのがあと1週間遅かったら、結構ちぎれてたと思う。

マルチを剥がした後。このあと、通路だったところを中耕除草して、その後は収穫まで除草はしないで大丈夫・・・だと思う。

マルチの是非について悩む

実は、落花生にマルチを使うのは今回が初めてのことなのです。

というのも、

落花生のマルチって、「初期生育を速めて、ついでに初期の除草の手間を少なくする」っていう目的のためだけに使うので、最初の数週間で剥がすのが普通で、そうなるとただでさえエコじゃない感満載のビニールマルチがもっとこれじゃない感を醸し出してくるのですよね。

実際今回も、まだめっちゃきれいなマルチに切れ込みを入れて、それをくるくる丸めてごみにするのに何となく背徳感がありました。

これ脱プラスチックの時代に逆行しまくりだよね?って。

その一方で、

マルチの初期成育促進効果ってかなりすごいなっていうのはまざまざと再認識させられました。

これ、マルチありの方が直播で、マルチがない方が補植用の苗の余りを後から植えたところなのですけど、同じ日に種を播いた苗が、移植したorしないの違いでここまで生育に差が出る気はしないんですよね。

だとすると、やはりマルチのおかげで苗の生育がかなり促進されているようです。

条間の草も全く生えてないし。

ビニールマルチのエコじゃない感は感じつつも、これを見せつけられてしまうと甘えちゃうよなー。

   

落花生に限ったことではないのですが、ビニールマルチを使う使わないの判断(畑のポリシー的な意味の)は、とりあえず今は留保してます。

のちのち、僕らがもっと落ち着いて、もっとゆっくり畑に向き合えるようになったころ決めればいいかなって。

そこまで根詰めてエコ側に振り切っても、たぶん今は疲れちゃうので。

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