7/5に播種した子安三寸人参(日本農林社)がぼちぼち収穫期になってきました。
7月の最初に種をまいて、この異常な暑さの夏に成長期が被ったわりに、よくできてくれました。種苗会社の説明書きでは、収穫まで約90日という事でしたが。早いものは80日ぐらいから収穫できました。
9月中からニンジンが採れるのはとてもありがたいので、来年もこの作型・品種で行こうと思います。(もちろん8月の最初にまく普通の作型もやりますよ。)
今年は9月に入ってからは雨が多く、黒葉枯れ病が少し出ましたが、許容範囲でした。
元肥はまったく入れず、2回目の間引きの際に鶏糞を少し条間に追肥しました。
この畑に初めて鍬を入れたとき、石の多さにかなり辟易しました。
うちの畑は、中上流の川沿いにあるので、小石が尋常じゃないほどごろごろ出てくるんですよ。
どのくらい多いかというと、2坪ぐらいの畝の表面をレーキで掻いただけでこのぐらい↓
土の質自体は程よく粘土質な森林土壌で、地力はそれなりにあるんですけどね。
正直、「この土で、根菜とかできるんかいな?」と思いました。最初は。
でも、春まきのニンジンもそこそこできたし、今作の子安ニンジンに至っては、又根のモノは今のところ5%もないです。
巷では、「石の多い畑じゃニンジンはできない」とか言われていますが、それは間違ったイメージだと今の僕はほぼ確信しています。石が多くても、それを押しのけて成長し、かつ変形も起こさないぐらい、ニンジンの根は強いです。
ニンジンの又根は、未熟な有機物や堆肥、もしくはネコブセンチュウが原因の可能性が高いのではと思います。
石はたぶんそんなに関係ない。濡れ衣です。
味は、いたって普通のニンジンですが、その日に採ったものをその日のうちに食べるのが一番おいしいです。
採りたてはなんというか、変な臭みがないんですよね。
次の日になると青臭さが際立ってくる気がします。
これはインゲンとかスナップエンドウでもそうですが、採りたてと次の日だと、甘味とか匂いが全然違うのにはいつも驚かされます。
今年は、早採りの子安三寸のほかにも、8月初旬まきのニンジンもやっています。ニンジンのまき時としては標準の作型ですね。
品種は横浜植木種苗の「US春まき五寸人参」です。
秋なのに春まき五寸(笑)
まあ寒くなってきたら肩に土寄せすれば大丈夫でしょ。
こちらも順調に生育しています。
横浜植木の種は、さすがにニンジンが売りの会社なだけあって、発芽の揃いがすごく良かったです。
今年は猛暑の影響でニンジンの発芽に苦労した人が多かったみたいですが、いい種のおかげか生育の揃いもよく、欠株もあまりなく、綺麗に育っています。
この子たちが採れるのが多分11月の半ばぐらいからなので、それまでに子安三寸を消費しなければ!
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