待ちに待ったトマト!

トマト

僕も彼女も、生のトマトを食べることはあまりなくて、だいたいスパゲッティとかスープとかにして食べます。

なので、うちの畑で育てている品種は、調理用のものだけ。

調理用の品種は、シャパシャパしてなくてすぐにトロッとしたソースになるので使いやすいのです。

栽培面でも、誘引しなくていいし、雨で割れないしと、いいことづくめ。

うちの畑で使っている品種は、大体いつも「ハインツ9129」と「ローマ」で、どちらも昔僕がアメリカから持って帰ってきたものです。何世代か自家採種しています。

ハインツ9129はやや扁平でローマは細長い形。

ハインツのほうは生食でもそれなりに美味しいのですが、ローマは生だとマズイので、こっちは専ら加熱用の品種ですね。

どちらも地這い品種と言いますか、特に誘引せず、脇芽も取らずに、放任栽培できます。

これが非常に楽なのですよね。

で、冒頭のものと上の2枚の写真はハインツの方で、こちらは異常に晴れない今年の天気でも、割れずに、病気にもならずに、収穫できている状況です。

が、

問題はローマの方。

今はこんな感じです↓

長雨と低い気温のせいか、疫病大発生。

株間40cmで、雑草防止のために畝間を狭くしたのが完全に裏目に出ました。

60株ぐらい育てていましたがほぼ全滅っぽい。

途中までは元気に生育していたのだけど、ここ10日で一気に病気になってしまったようです。去年みたいな空梅雨で暑い夏だったなら、このモサモサがちょうどよく日よけになって、大量に収穫できていたはずなんだけどなあ。

こればっかりはしかたないか。

半月前の様子はいい感じだったのになあ・・・

ハインツとローマ、二つの品種で完全に明暗が分かれた今年のトマト。

2品種を別々の場所に植えていたのがせめてもの救いですかね。

ハインツのほうも20株ほどあるので、夏の間はトマトパスタ生活できるぐらいは収穫できそうだし。

ということで、今日のお昼は、シンプルにトマトと青唐辛子のスパゲッティ―で。

久しぶりのトマトはやっぱりめちゃ美味でありました。

コメント

  1. 澤田悠吾 より:

    はじめまして家庭菜園している高校生です。僕も種代の節約を兼ねて固定種の種取りをしています。今日完熟させておいたズッキーニを種取りのために半分に割ってみたのですが種が全然形成されていなくてがっかりしたのですが、なんで種ができないのだろうと思いネットで検索をしていたら、このサイトに巡り会いかぼちゃにズッキーニの花粉を受粉させてみたという内容を見つけなぜ種がすかすかになったのか分かりました(隣にかぼちゃを植えていた〜)、ところで僕は今年始めてトマトの固定種(アメリカのビーフステーキ系)を育てたのですが、期待してたよりは味は普通でした。よかったらおすすめの固定種トマトの品種を教えて下さい また固定種の種はどこから購入されていますか? 

    • pontsuyo pontsuyo より:

      こんにちは。
      あの記事はズッキーニ花粉→カボチャ雌蕊の組み合わせでしたが、確かに、その逆でも種が実らない可能性ありますね!それ、めちゃ面白い発見ですよー!(そんな発見のヒントになるなら、この駄文ブログも少し意味あるかな?)

      あと、トマトに関しては最近めっきり栽培の興味を失っています。というのもうちの敷地は割と大き目な一級河川沿いの崖の上にあり、谷間のためか梅雨時期の湿気がやばくて、疫病の被害がここ数年ひどいのですよ。
      なので、最低限のトマトソース用の品種RomaとHeinz9129というdeterminate(芯どまり性)品種を放任栽培でやるのみとなっています。

      あ、それと品種は僕の学生時代にアメリカの種苗店から通販で直輸入しました。国際郵便で届いたかな確か。防疫の関係でホントはやっちゃだめなやつですが(笑)
      当時はめっちゃ円高で、大量の品種を買っても一日のバイト代で払えるほどでしたので、手あたり次第集めていました。
      でも、正直あんまりピンとくる品種は多くなくてですね(Brandywineとかめっちゃ普通で草)、しいていうなら細長くてデカいJersey DevilってやつとかGold Medalってやつなどが味は良かったですが、そもそも日本でのエアルームトマト栽培は梅雨と高温により難易度が高くて、栽培的には満足いったためしがないです。一方で、本場カリフォルニアのファーマーズマーケットのやつはどれもマジでめっちゃ美味くて、日本の露地トマトの限界を悟りました(笑)

      種はその時に集めたものを増殖して相対湿度30%の状態でビン詰めにして保存しています。アメリカのどっかの研究所の古い研究で、完全に乾燥状態のトマトの種が20年以上発芽率を保っていたデータがありました。
      ちなみに相対湿度30%というのは、種の自由水が失われて代謝が完全に止まる水準です。この水準でビンに入れて密封すると、常温でも驚くほど種の寿命が延びますよー!

      てか、高校生で家庭菜園とか将来有望杉じゃない?