極早生エダマメを夏に播いて秋に採る抑制栽培。これ成功じゃね?

エダマメ

7月22日にセルトレイに播き、31日に植えつけた抑制栽培のエダマメを試し採りしました。

開花からは1か月ぐらい。種まきからは58日経っています。

品種は渡辺採種場の「はやいっ茶」という茶豆。

この品種は、春に播く普通の栽培歴だと77日で収穫できる、いわゆる極早生タイプです。

通常、 抑制栽培では中早生か中生の品種を使うのが一般的で、極早生を使うことはないようです。

極早生は積算温度で開花期が決まるので、暑い夏に播くと、栄養成長がまだまだなうちに花が咲いて、生育のバランスが崩れる。ってのがその理由みたい。

たしかに、種まきから1か月もたたないうちに、本葉6枚ぐらいで花が咲いてましたっけ(笑)

でも、それで生育のバランスが崩れているかといわれるとそうでもない感じだったんですよねこれが。

結果から言うと、一株当たりの莢数は40個ほどですが、結構ちゃんとできていました。

種まきから2か月経っていないでこれって、むしろなかなかすごいことかも。


うちの畑はカメムシがすごい来るので、定植時から防虫ネットをかけていました。

防虫ネットでエダマメを育てると、上の方の葉がネットにつっかえてしまい、日当たりと風通しが悪くなりがちなのですが、ただでさえ背の低めな極早生が、夏播きだとさらに寸詰まりになるようで、この点はとても都合がいい感じでした。

さらに、雑草が生育する暇もないままにエダマメの葉がネット内を覆ったので、定植から一度もネットを開けることなく、収穫にまで至りまして、これはすっごく楽でした。

今日収穫したものは、試しどりということもあり、まだまだ太る余地がありそうです。

すべての莢がいい感じに太るまでにはあと5日くらい置いたほうがよさそうですね。

まあそれでも、種まきから65日で収穫できるってかなり早い。

9月の中下旬、端境期になるこの時期に収穫できる作物として、エダマメ抑制栽培は大いに可能性を秘めている気がしました。

来年は品種を変えて、また試験栽培してみようと思います。

摘心(断根はしない)の結果は?

ところで、今回、セルトレイに播いた128個の苗のうち半分を、初生葉が出た段階で摘心して苗作りをしてみました。

断根はしていません。

摘心しているもの、していないもの、ともに同じ日に、同じように植えつけて比較することにしたのです。

摘心したものは、根元で二股になっています。

今日は試し採りなので両者の比較は5日後くらいになりそうですが、今のところ判明したのは、

摘心したやつのほうが背丈が低いことと、摘心したほうが豆の太りが早いってことです。

莢数は摘心してないほうが多いかなって印象。

もしかすると、極早生を抑制栽培する場合、摘心すると莢数が減る代わりに、収穫時期は早まるのかもしれません。

本格的に収穫を開始したら、摘心したもの、していないもの、両者を比較してみようと思います。

一週間後の追記

この記事を書いてから一週間後に、ほぼ全部の莢が万遍なくぷっくり膨らみまして、収穫のピークとなりましたので、あらためて摘心の効果について観察してみました。

コメント