ラジエーターホースが破れたブルトラB6000のホース交換

畑の道具

先週、うちの古いトラクターでソルゴーを漉き込んでいると、20mぐらい進んだところで、ボンネットの隙間から緑の液体が噴出しました。

一瞬、え、なにこれソルゴーの汁?

と思いましたが、すぐにクーラント液だと気づき、エンジンを止めるとボンネットから白い煙がもくもく。

まじか・・・

オーバーヒートかこれ?

てか、クーラント液めっちゃ畑にまき散らしたけど、大丈夫なんか?

あーニンニクの畝作んなきゃなのに、このタイミングで故障かよ・・・

などなど、いろいろと頭をよぎって、うんざりしながらボンネットを開けると、アッパーホースのエンジン側のところがパックリ裂けていました。

作業を始めてから10分もたたないうちの出来事で、漏れが発生した瞬間にエンジンを止めたため、幸い、オーバーヒートしてるわけではなさそう。

白い煙は、漏れた冷却水がエンジンの外側にかかって蒸発しただけで、最悪の事態はまのがれたようで、ひとまずほっとしました。

後で調べ得ると、クーラント液の主成分エチレングリコールはかなり生分解性が高く、土壌中では数日で分解され無害になるらしく、この点もまあひと安心でした。

とはいえ、ニンニクやタマネギの畝を作るためには、一刻も早く修理しないと間に合わなくなります。秋は気温が下がり、有機物の分解に時間がかかるので、耕してから1か月ぐらいは時間を取りたいので。

劣化しすぎだろ…これでよく1年持ってたわ。

ということで、とりあえずホースの径を計ると、内径は28ミリ。

早速、アマゾンとか楽天で汎用品が売ってるだろうと調べると、全然ないんですねこれが。

32ミリとか、25ミリとか、近いサイズはいっぱいあるのだけど、全然ない。

28ミリがなーい!!

古いトラクターなので、今はあまり使われない規格なのでしょうか。

あーもうこれ農機具屋に電話してみるか、

と思いながらもいちおうGoogle検索をしてみると、カーパーツのキノクニというネットショップに、ありました。

さすがGoogle先生やで。

ホントは90度のアングルのやつがよかったのだけど、蛇腹になっててフレキシブルに曲げられるやつしか無いっぽいので、それをぽちっとしました。

長さ30cmで1600円+送料で計3000円ほど。

修理に出すことを考えれば、このぐらいは仕方あるまい。

古いホースにあてがってみると、30cmは明らかに長すぎましたので、23cmに切りました。

ホースの中には針金が入っていて、 非常に丈夫そうでした。まあペンチを取りに一回母屋まで戻らされましたがw

で、早速ホース交換を試みるも、

は、入んない。。。

径は合ってる。

横から接続部にあてがってもちゃんと納まる。

でも、ラジエーター側を先に挿入しても、エンジン側を先に挿入しても、どうにもこうにもつっかえて入らない。

えぇ・・・

元からアングルがついてるホースなら入りそうだけど、このフレキシブルホースだとあと少しフレキシブルさが足りない。

なんか蚊もめっちゃ飛んでくるし・・・

3000円がパーかよ!

と思いましたが、

少し投げやりになりながら、「もうホースが傷ついてもシラネ」っと力技でぐーっとホースを曲げ、おりゃあああってやったら、

あ、いける。いけるぞ!

となり、ぐいぐい押しこんで何とか入りました。

Before
After

この車体のクリアランスとホースのフレキシブルさの限界が奇跡的に合致し、何とか納めることに成功しました。

まあ、ラジエーター外せば何とかなったんだろうけど(笑)

その後、クーラント液を補給し、慣らし運転をしてみると、漏れは大丈夫そう。

とりあえず治ったぞ!よっしゃああああ!

(え、エア抜き?なにそれ美味しいの?)

 

慣らし運転の後すぐに中断されていたソルゴー漉き込みの続きをし、ナスの畝を残渣ごと耕し、もろもろ30分ほど運転したところ、とりあえず何事もなく順調に動いていました。

ひとまずホッとした。

でも10万のトラクターは色々世話がかかるわー。

マルチャーの時みたいに、ほぼ新車みたいなやつ安く手に入らないかなあ。

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