抑制栽培の極早生エダマメ、摘心ありなしを比較してみる

エダマメ

ダメもとでやってみた、「極早生エダマメを真夏に播いて秋に採る作戦」は、想像以上の成功を収めていまして、ここ1週間は毎日、昼と夜に400gづつのエダマメを食べています。

白いご飯にエダマメを乗っけて豆ごはんにしたりすると、豆でご飯が見えなくなって、まさに「ごはん豆」という感じになります。

400gってのはそういう量です(笑)

さて、そんなエダマメなのですが、今年はある実験を行っていました。

それは、

「発芽から数日後に初生葉の下のところで摘心すると収量は増えるのか?」

というもの。

うちでは、エダマメはいつも128穴のセルトレイで苗づくりをしていまして、本葉がわずかに出てきたぐらいで植えつけていますが、今回はトレイの半分を、種をまいてから6日目に、「初生葉」という双葉の次の葉が出た段階で摘心を行って、その後は普通に植えつけて、「摘心あり」「摘心なし」で生育がどうなるかを比較してみることにしたのでした。

最近よく「エダマメの断根・摘心栽培」ってのを耳にしますが、個人的に、わざわざ断根をする意味はあんまり感じられないし、エダマメにそこまで手間をかける気がしないので、断根はしていません。

ただ初生葉の下で摘心しただけです。

※参考画像ー赤い線のとこで摘芯

栽培法はいつもと変わらず、播種後9日目の苗を、株間20cm・条間30cmで一本植えして、植え付けと同時に防虫ネットで完全に覆い、ネットの裾は土で埋めました。

品種は渡辺採種場の「はやいっ茶」という極早生です。

播種日は7月22日で、定植は7月31日でした。

花が咲いたのはお盆休みの頃。

収穫は9月18日からぼちぼち始めましたが、豆の太りと味のバランスのピークは9月24日~9月28日ぐらいだと思われます。本日9月26日に収穫したものは、ほとんどの豆が万遍なくぷっくり大きくなってて、味も甘くて、最高でした。

植え付けから収穫まで2か月かからなかったのには驚きましたね。

あと、春と違ってエダマメの生育がめっちゃ速かったので、雑草が生えてくるころにはネット内をエダマメの葉が覆い尽くしていました。そのため、ネットを開けたのは植え付け時と収穫時のみ。これはすごい楽でした。

極早生の早さが夏の気温でさらに加速され、雑草をも凌駕してしまう。

この点は極早生を夏に播くことの大きなメリットかもしれません。

(「はやいっ茶」の標準日数は77日ですから、65日で収穫ピークになる夏の栽培は、標準よりもかなり早いことになります)

左が摘心なし  右が摘心あり
左2本が摘心なし  右2本が摘心あり
これは摘心あり

で、ここからが実験の結果です↓

摘心しても収量は増えない。むしろやや減る。

摘心しない方が10%くらい莢の数が多いが、収穫時期は3日ほど後にずれる。

摘心したほうが10cmほど背が低く、ネットにほとんどつっかえない。摘心しないほうは一番上の葉がネットにつっかえていた。

摘心したほうは、しないほうより下の位置から莢が着くが、その分一番上の莢は低い位置に着く。

根の張りと根粒菌の付きは変わらない。

どちらも本葉は6枚か7枚で止まるけど、摘心しない方が分枝が多い。

摘心したほうが背が低かったのは、防虫ネット栽培との相性を考えると、結構重要な発見でした。

あと、摘心しない方が収量が多いといっても、差は大体10%ぐらいで、わりと個体差もあるので、そんなに気にならないレベルでした。それよりむしろ、摘心したほうが3日ほど早く採れるという事実のほうが重要な気がしました。

いずれにせよ、普通は夏に播かない極早生品種を夏に播いて、ちゃんと収穫できたのは大発見でした。

エダマメの種って、大袋で買うとかなり割安なので、来年は1ℓの大袋で買おうかななんて思っていたのですが、早晩性に関して悩んでいたのですよね。

春のは極早生がいいけど、抑制栽培やるなら中早生かなあ。でも、ネット栽培だと中早生は背丈が大きすぎるかも・・・。どっちも買うとなると、1ℓは多すぎるよなあ。

って。

でも今回の結果を踏まえると、抑制栽培も極早生で全然問題ないようですので、来年は極早生を1ℓ、大袋で買うことに決めました。

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