立ち上がり打設の反省点

小屋建設

個人的には完全なる成功を収めた今回のコンクリ打設ですが、反省点が全くないわけではありませんでした。

なので、次回以降のコンクリ作業に向けて、それらの反省点を記録しておきます。

まず、天端レベルの誤差。

前回の記事で詳しく書いてますが、レベラーは結構収縮します。なので、レベラーの厚さに差があると「厚みの差×収縮率」の誤差が発生してしまうようです。

僕が使ってるレーザーの受光器はそんなにいいやつじゃないこともあって、そもそも天端ビスの誤差が2mm位ありました。

ビスの誤差+収縮の差により、基準点±2~3mmの誤差が生じ、一番高い所と一番低いところの差が5mm強にもなってしまいました。

今回はコンクリが硬化した後で削って対処し、致命的な誤差にはならずに済みましたが、本番の家の方は基礎の総延長が長いので、削るのも大変になります。なので出来るだけ削らずに精度の高い天端を目指したいところ。

板ナットの締めが甘い→Pコーンにノロ侵入

板ナットの締め付けはインパクトに21mmのソケットをつけて流れ作業でパパッとやりました。

型枠完成後に締め付けの確認もしなかったのです。

そのためか、型枠とPコーンの密着が甘いところがあったようで、200個あるうちの20個でノロの侵入を許してしまいました。

これが欠陥につながることはなく、単に外す時面倒というだけなのですが、次回はちゃんと締め付けの確認を行う事とします。

上段のセパレータ、もうちょい低くてもいい説

今回の立ち上がりには上中下の三段にD13の主筋が入っています。

普通は下段はD10でも構わないし、二段でいいところなので、完全にオーバースペックです。

でも鉄筋は一本400円くらいだし、D10とD13の差額なんて微々たるものなので、全体としては4000円位上がっただけ。 ただでさえ不安が多い初めての基礎のDIY、 4000円で過剰品質が得られるのならば、断然やったほうが良いかなと。

で、その一番上段の鉄筋は型枠組立終盤に上段のセパレーターの上に結束するやり方で設置しました。

セパレーターは型枠天端から12cmのところに来るので、13mmの鉄筋上端は型枠天端から10cm弱のところに来ます。

そして、コンクリ天端が型枠天端から5cmのところに来るはずだったのですが、生コンの量がやや足りなかったため、鉄筋上端とコンクリ天端の距離は4cm位になりました。ベースコンクリートが高くなっていたところでは、この距離が3cm位のところもありました。

つまり、かぶり厚3cmのところが一部あるという事。

実際にはレベラーの厚みが1cmほど加わるので、基準値の4cmはすべての部位でクリアできていますが、ギリギリのところがあったというのは、段取りと設計の悪さの露呈として受け止め、次に生かしたいと思いました。

見た目的に言っても、上段のセパレーターはあと3cm位下でもよかったかもと思います。

ボイド管の切り口はふさぐor型枠幅ピッチリで切る

これも前回の記事で書きましたけど、ボイド管の中にノロが結構侵入してました。

ノロが入ったという事は、その分の空気が型枠内部に出たという事。

今回は大丈夫でしたが、次もジャンカができないとは限りませんので、ボイド管の切り口はテープでふさぐか、ボイド管を基礎幅ピッチリor1mm大きいくらいで切って、ノロの侵入を防ぐ必要性を感じました。

アルミテープは仕上がりが微妙

今回、2mm幅以上の型枠継ぎ目にはアルミテープを張ってみました。

アルミテープは、ノロやレベラーの流出防止という点では役割を果たしましたし、2cmの大きな隙間も二重張りで問題なく塞げたので、それなりに使える手法ではありました。

が、仕上がりが微妙なんだよね。

アルミテープのとこだけピンホールが多いし、肌がざらざらなのです。

剥離剤塗らなかったから?

でもすんなり剥がれることは剥がれるので、原因がよくわかりません。

ウレタンコートのコンパネのところは光が反射するくらいツルツルなので、もしかすると樹脂系のテープのほうが相性がいいのかも。

次回までにコンクリと相性良さそうなテープ探しとこーっと。

その他微細な欠陥等

脱枠の際、ゴムハンマーが思いっきりぶつかって割れた泣
一番見える玄関のところが、全体で一番空気穴あるっていう・・・
型枠のずれが出てたとこ。
アンカーボルトがやや曲がってる。あとでグイッとやって直す必要あり。

ま、初めてのコンクリ作業にしては全体的に良くできたし、個人的には十分満足です。

バイブレーターのかけ方のコツもちょっとつかんだ気がするので、次回はもっといいのを作れる自信があります。

家を作る前に練習で小規模な倉庫を作ることにしてほんとによかったー!!!

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