先日立ち上がりの型枠を外し、個人的には十分満足な仕上がりを得た倉庫の基礎ですが、ここで一度、経費がいくらかかったかまとめておくことにしました。
桟木・杭・遣り方などに使った木材は、30万で一棟買いした材木屋のデットストックなので正確な金額はわかりません。なのでホームセンター価格からなんとなく算出しています。
鉄筋は19120円
今回、鉄筋は地元の建材屋から買いました。
D10・D13を50本づつ配達してもらって、まとめて46000円の請求が来たので、D10は400円/5.5m、D13は520円/5.5mと簡易的な数値を当てはめました。
こうしてあらためて考えると、D13・5.5m/520円は高いな・・・
ホームセンター価格410円/5.5mでゲットできれば、5000円位安くなったはず。かといって軽トラで5.5mを運ぶのは怖すぎる。
配達料で1万円余計に払ったと思えばまあ仕方あるまい。
という事で、余った鉄筋の数から逆算して、使った分を計算すると、
D13×26本=13520円
D10×14本=5600円
合計=19120円
となりました。
砕石&コンクリートは72277円
砕石は40-0のバージン砕石を使いました。鉄筋と同じ建材屋に発注し、こちらは配達料込で2立米/15000円でした。
生コンは、27-15-20というちょっとオーバースペックな配合で、立米単価13970円です。(ミキサー車での配達料込です)
数量はフーチング部で2.5立米、立ち上がりで1.6立米の合計4.1立米。
よって、生コンは57277円分購入したことになります。
砕石とコンクリートを合わせると72277円です。
金物類は11480円
型枠を保持するB型セパレーターはちょうど100本使いましたので、100本入り一箱で1200円でした。
セパレーターの両サイドに付けるPコーンが200個×11円で2200円。板ナットが200個/1400円
型枠と桟木、控え杭などを固定するコースレッドビスが一箱500円
12mmアンカーボルトが300円×7=2100円
16mmホールダウンアンカーが500円×4=2000円
鉄筋を縛る番線が100円×5=500円
かぶり厚確保のためのポリドーナツが30個/900円
フォームタイ88円×10個=880円
他にも記載漏れがありそうなので、一応2000円プラスして、合計11480円という事にしておきます。
型枠・桟木等の材木が60100円
型枠は600×1800mmのパネコートが22枚(1枚は予備)×1300円で28600円
で、前述したとおり桟木や杭等は一棟買いした材木屋のデッドストックなので、すでに材木代として計上済みであり、実際は新たに買ったわけではないのですが、一応ホームセンター価格で算出してみると、
30×40mmの野縁3束×4500円=13500円
杭に使った50×60mmの垂木10本×700円=7000円
水貫板&鉄筋浮かせ治具&型枠接合用の間柱材10本×800円=8000円
その他の仮設資材に使った木材たぶん3000円分くらい。
合計すると、60100円となりました。
いやー、マジで定額で材木屋のデットストック一棟買いしといてよかったです。
コンパネ高いなーと思いつつ、こうして計算してみると、コンパネ以外の仮設資材用木材もかなり量が多くて、ちょこちょこ買ってたらバカにならない金額になりますもん。
かといって、桟木とか杭をケチると、ろくなことにならない気がするし。
機械類73900円
今回基礎を打設するにあたって新たに購入した機械は、バイブレーターとブロワーとレーザーレベルです。
バイブレーターはマキタのVR2806Aという機種で、新品価格39000円でした。倉庫と家の基礎&土間打ちで後4回は使いますので新品を買ってしまいました。その後は薪小屋作りとかもろもろの構想があるので、しばらくは手元に置いておくつもりです。が、バイブレーターって中古でも値が付きそうなので、ある程度のめどが付いたらこのブログで告知し、直接売却するかもしれません。
型枠内の落ち葉掃除に使ったブロワーはマキタの14.4Vの充電式で、新品価格8400円でした。基礎つくりの役割をひとまず終えた今は専ら薪ストーブの火起こし専門で働いてます(笑)
レーザーレベルは2万5千円の安めなやつですが、今のところ誤差はなく、かなり重宝してます。基礎作るなら絶対買ったほうがいいです。
あとエンジンプレートのリース代が1500円/日ってところかなー。
合計で73900円也
(そういえば、基礎の準備をする少し前に、片付け屋のおじさんから、単管、鉄筋ベンダー、高速切断機などを買いました。超格安だったため、機械代としては計上してません。)
その他資材で3万円
ここまで挙げたもの以外に、左官用品とか、ボイド管とか、これを機に新調したネコ2台とか、天端レベラーとか、バケツとか、もろもろの資材・器具を買いましたが、それらは3万円で十分お釣りがくる感じです。
DIYのいいところは、買った資材や機器はそのあとで資産になるってところなんですよね。経費が職人さんの生活費で消えるってことがないのです。(職人さんには悪いけど・・・)
たとえば、コンクリ運搬用のネコは普段は薪運びに使いますし、ブロワ―は薪ストーブのターボ(笑)や自家採種した種子の風選別に使ったりと、いろいろ使えます。
全部合計すると266877円!!
これを高いとみるか安いとみるか、それは人それぞれでしょう。
個人的には、この倉庫をあと60年使うとして、年間4000円、月300円チョイは全然安いかなと思います。
それに、僕らの計画では家と倉庫の基礎に100万の予算を割くことを考えていたので、予算的な観点から言えばとても順調な滑り出しです。
この後、倉庫の土間コンに10万、家の布基礎総延長約70m(倉庫の4倍弱)と土間コンに40万割いても、80万でおつりがくる計算ですからね。
実際には、今回の計算に計上したバイブレーターやレーザーレベルは次回以降はタダで使える計算になるし、型枠やPコーンは使いまわしが効きます。また仮設資材用の木材は材木屋一棟買いの30万(こちらは材木代として計上)に含まれてますから、これもタダだと考えると、純粋に型枠&砕石&コンクリート&鉄筋の価格+数万で行けそう。となると、うまくいけば倉庫と家の基礎&土間コンで70万くらいに収まるかもしれません。
これなら計画より大幅に安いぞー!!
計画当初は、「基礎は外注にする?」って話もありましたが、
今回実際やってみて分かりました。
この仕事を外注したとしたら、倉庫と家の基礎で100万は人件費的に考えて絶対無理!!
最低でも150万はかかると思います。
てか、僕が職人だったら「その位もらわないとやってらんねーよ」って感じ。
そんだけかけて外注しても、ジャンカあったりとか、養生が適当だったりとか、かぶり厚がとれてなかったりとか、施工の丁寧さは業者によって結構差があるっぽいし。
それなら、素人なりに丁寧にやったほうが良い基礎が作れるのではないか?というのが、今のところの僕の感想です。
あと、機械類への投資効果を得るには、とにかくいっぱい作ること。
10回ぐらい使えばリース代より安くなります。たぶん。
今後、薪小屋とか温室とかDIYしたいものはいっぱいあるので、機械類は買っちゃって正解だったと今は思います。
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