僕らが今住んでいる母屋の窓から見えるところに、一本の柿の老木があります。
彼女は、「子供の時からすでにデカい柿の木だった」といっています。
あと、ほんとかどうかは知りませんが、「あの柿、天皇家に献上したらしいよ」とも。
まあそれはともかく、
今シーズンの冬、その柿の木に野鳥用の餌台を取り付けて、うちで取れた落花生とかカボチャの種とかを置いて、野鳥を呼び寄せて観察しています。
野鳥つっても、ほぼ100パーセントがシジュウカラなんだけども(笑)
餌台を取り付けたのは去年の年末ごろで、鳥たちが餌台を利用し始めたのは1月中旬ごろ。餌台を発見して、それが安全だと認識するのに半月くらいかかったみたい。
もっとも、最近は、僕らが起きてきて薪ストーブに火を入れると、その煙を合図に、柿の木の周りにスタンバイするようになりました。
朝、薪に火が回ったら、ストーブの扉を閉めて、餌をやりに行くのが僕の日課になっています。
ええ、完全に鳥の奴隷です。
ただ、ちょっと気になるのが、
お前ら、人間に甘えすぎじゃね?ってことなんですね。
一応野鳥なのだし、自分で餌をとる能力は失ってほしくないっていうか、この辺に広葉樹の山が全然ないのは人間のせいだから、冬の間だけ少しはサポートしますけども、野生は失わないでほしいんですね。
なので、一日にあげる餌は片手で一掴み分だけにして、彼らの野生の本能を刺激するような仕掛けも用意してあります。
ピーナッツリースっていう、落花生を殻つきのまま針金で刺して輪っかにしたやつを。
殻の端に穴をあけて鳥が食べやすいように作る人もいるらしいですが、うちのは落花生に針金をぶっ刺しただけなので、中身を食べるためには殻を自力で割らないといけないという、ちょっと意地悪なつくりになっています。
そしたら案の定、最初の一か月は食べやすい餌台の方ばっかり利用して、ピーナッツリースは全然見向きもされませんでした。
でも、最近は少しづつリースの方にも挑戦してるみたい。
設置から2か月経ってやっと、穴が開いた落花生が増え始めました。
おっそ!!
でもまあ自然界にはこんなの存在しないし、ちょっと警戒してたのかな。
というか、今まで見たことないものを餌と認識して、2か月で順応してんのもなかなか柔軟な方なのかも。
いずれにしても、
もうすぐ冬が終わって虫とか出てくるだろうし、それまで、存分に味わってくださいな。
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