お盆蒔き極早生枝豆が大豆になって、結果的に自家採種する

エダマメ

極早生枝豆の遅まきの限界を知るために、お盆の中頃に「げんき娘」という品種を蒔いたよっていうのを、先日、下の記事で書きました。

結果としては、「極早生品種をお盆のころに蒔いても普通に収穫出来る」っていうのがわかったのですが、この記事から数日後、この枝豆たちに急激な見た目の変化が起きました。

葉っぱが一気に黄色くなっていったのです!!

そして、上の記事から約25日後の本日、葉っぱはほとんど全て落ちて、下の写真のようになりました。

これもう完全に大豆じゃん。

このまえ枝豆で食べたときには「秋の枝豆はほくほくして穀物感があるね」っていう感想を抱いたですけど、それもそのはず、あの時にはすでに、大豆になる準備をしていたのですから。

そんなわけで、、、

枝豆→大豆の変化が速すぎて、この前の記事以降、枝豆としての収穫は出来なかったのですよ。じつは。

それほどに、あれよあれよと一気に色が変わって、莢が茶色くなっていったのです。

ということは、つまり、

約100株の枝豆は、そのほとんどが大豆になってしまったということなのです。

この「げんき娘」という品種、夏にも一度大豆になるまで放置し、自家採種をしました。というのはこの記事に書いた通りなのですけど、品質は夏のものをはるかに凌駕して、秋のものの方がきれいです。

夏採りの方は、紫斑病の症状と思しき紫色のあざが結構出ていたのですけど、秋採りの方にはそれは全く出ておらず、皮も破れていないし、表皮のくすみも全くない。

すっごい綺麗な大豆です。

枝豆→大豆の流れが超高速だったので、未熟なまま乾燥した豆が多いかもとも思ったのですが、そんなことも全然ありませんでした。

ほぼすべての莢がちゃんと茶色くカラカラになり、中身はプリッとした豆になりました。

これだけきれいだと、かなりの高発芽率が期待できそうですね。

ってことで、この大豆は大豆としては使わずに、来年の種にする予定です。

その一方で、夏に採れた紫斑病多めのロットは種としては用無しになったので、大豆として食べてしまおうと思います。茶豆風味枝豆の大豆ってどんな味がするんだろう?

収穫した大豆は、株ごとトロ船に入れて、母屋の2階のベランダにしばらく干しておきます。

莢がはじけてきたら、脱穀して天日干しして瓶詰めにして、来年の4月から枝豆の種として使おうかな。

お盆に種を播く極早生枝豆は、食用でどうこうというよりは、高品質な種子を自家採種する方法としてとても適した作型な気がしました。

枝豆としてはあんまり食べられなかったけど、こんなきれいな種が採れるなんて、むしろめっちゃうれしい発見なのでした。

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