自家採種ニンジンの発芽は上々

ニンジン

今年の7月に自家採種したニンジン。

それを8月12日に播いたのが今、わっさわっさと生育中です。

品種は「US春蒔五寸」という固定種のやつ。

この品種、その名前からして春まき専用のように思えますけど、夏に播いて冬に採る普通の栽培歴でも全然大丈夫なのです。

そして、これは僕と彼女の個人的な感想なのですが、この品種を去年の夏に播いて冬に収穫したのが、

「これたぶん、いままで食べた中で一番おいしいニンジンかも」

と二人で確認し合うほどに美味しかったのです。

まるごと銀紙につつんで、薪ストーブに放り込んだだけ。それだけでもう最高でした。

そんなわけで、これは来年も絶対作ろうという話になり、せっかくなので自家採種してみることにしたのが去年の12月ごろ。

引っこ抜いたニンジンの中から、形がいいものを8本、株間35cmで植えつけたのでした。

その後、半年ほど何もしないで放置していましたが、6月に花が咲き始めて、7月の半ばぐらいから種の収穫時期を迎えました。

今年の7月は記録的な日照不足で、ホントに全然晴れなかったので、種の収穫に難儀しました。

ニンジンって、品種によって休眠の性質が大きく違うらしく、たとえば「黒田五寸」とかは休眠が深く、熟した種が雨に当たっても全然平気らしいのですが、「春蒔五寸」はどうもその真逆みたいで、茶色く成熟した後で三日ぐらい雨が続くと、穂の上で発芽してました。

そのまま畑で完熟を待っていたら全部だめになってしまいそうだったので、雨の切れ間を狙って、多少未熟でもかまわず収穫し、室内で乾燥させました。

7月18日の様子
大量のシリカゲルで強制乾燥中
乾燥後、手で揉んで毛を落としました。
発芽試験したところ、大体80%ぐらい出てました。ニンジンとしては上出来でしょう。

自家採種してみて分かったのですが、ニンジンってめっちゃ種ができます。

今年の異常な日照不足で、かなり歩留まりが悪かった割には、8株で400mlほど採れましたからね。

で、種があると播きたくなってしまうのが人の性なのでしょうか。

20mの畝に二条播きで100mlほど播いてしまったところ、

やってしまった。

また播きすぎた。。。

いやまあ、ニンジンは最初のうちは密植してた方が育ちがいいんだけどね。

これを20m分間引くのはなかなか大変なお仕事なわけです。

ふう、明日から一日5mづつ、こつこつ間引くとするかな。

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