初心に還る、エンドウの支柱

エンドウ

彼女と出会ってから、エンドウの栽培はこれが4シーズン目。

最初に種を購入して以来、毎年自家採種の種を使っていますが、それで全く問題なく栽培できています。

耐寒性の形質に限って言えば、最初に購入したアメリカ産種子よりも自家採種の種の方が断然優れているようで、年を追うごとに冬の生き残り確率が上がっている気がします。

さて、そんなエンドウなのですが、栽培方法に関して、昨年までの3シーズンを経てもいまいち納得のいく答えが出ていないところがありました。

それは、支柱にどんなものを使うか?ということ。

最初の年は、木や竹の骨組みに竹の枝を絡ませました。

2年目は、2mごとに打った19mm鉄パイプ支柱にキュウリネット。

3年目は、同じく2mごとに打ったパイプにサンラインという化学繊維の紐をぴんと張って、エンドウが成長するたびに両側からサンドする形に。

どれも一長一短あって、どれがいいとは一概には言えないのですけど、少し前に、過去の菜園写真フォルダを整理しながら眺めていましたら、1年目の自然素材の支柱がやっぱり一番いいような気がしてきたのです。

理由は、見た目的なことと、ネットや紐を大量に使い捨てするのに若干辟易するから。

自然素材なら、収穫が完了したらまとめて畑で燃やして、灰は肥料になります。

ポリエチレンのネットや紐も、燃やせばCO2と水になって、ダイオキシン的なものは出ないのはわかってはいるのだけど、あんまり気乗りしないんだよなあ。かといって、エンドウの蔓が大量に絡みついたままのネットを可燃ごみに出すのも、畑の物質循環的観点からして勿体ないし。

ってことで、

今年は、初心に還り、昨年の秋に果樹園予定地を整備したときに出た大量の剪定枝を使うことにしました。

とはいえ、初年度に作った有り合わせの支柱と比べれば、3年の菜園生活や、セルフビルド計画の中で買い集めて増えた資材のおかげもあって、規格化や省力化が進んだところもあります。

例えば、支柱の骨組みには19mmパイプを2mごとに等間隔で立てていますし、そのパイプにはセルフビルドの基礎造りで余った5.5mの異形鉄筋を番線で結束して、全体の背骨のような形にしています。その背骨に剪定枝を持たせかけ、まっすぐな魚の骨みたくしているわけ。

直線と等間隔の支柱で構成したこの支柱は、初年度の芸術的な支柱と比べたら、設置も撤去も格段に楽になっているはず。

ちなみに、この畑は一昨年の秋、畝の長さを20mで規格化しています。

今思えば、最初の年は10mの畝を3本とかやってたなー。

って、たまに思い返すと、変わってないようでいて着実に進歩してる僕らの菜園生活。

でも、正直言うとこの2本の畝、どっちがスナップエンドウでどっちがグリーンピーだったか、種まき時に記録を採るのを忘れて、実がなるまでわからなくなってたりするので、同時に退化もしてたりして(笑)

まあ一進一退です。

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