スモモの芽接ぎ、成功率25%

実生

一昨年の夏に種を播き、昨年の春に芽を出した実生のスモモ4本に、昨年の10月の初旬ごろ、芽接ぎを施しました。

10月の初旬というのは芽接ぎをするにはやや遅い時期で、本来なら9月中には済ませておきたいところでした。

台木はすべて食べまきのスモモで、発芽から半年で直径1㎝くらいになった若木。穂芽はサンタローザ、太陽、大石早生、ニコニコット(あんず)の4種。

結果から言うと、冬を越し、春に芽がでて、しっかり癒合したものはサンタローザだけでした。

もともと興味本位の接ぎ木なので、スモモ×アンズみたいな実験的な組み合わせも試してみましたが、春に接ぎ木テープを剥がしてみると、全く癒合の気配もない感じで、やはりその組み合わせは相性が悪いようです。

大石早生は、春に芽を弄ってたらポロって芽が取れて、取れた芽の傷口は青かったので、おそらく癒合自体は成功していたようです。そのまま触らずに放置しとけば芽吹いたはず。完全に僕の人為的なミス。

太陽は普通に失敗。

ということで、秋の芽接ぎの成功率は25%ということになりました。

でもね、この25%だいぶうれしい25%なんですよ。

なんといってもこれが人生で初の接ぎ木で、一本だけとはいえ、成功したサンタローザに関しては芽吹きから2か月ですでに60cmほどまで枝伸び、きつく巻いた接ぎ木テープを突き破ってぐんぐん成長中で、「ペラペラの芽をちょっと接いだだけで、半年後にはこんなに何事もなかったかのように癒合してしまうものなのか」というのを見れただけで、この接ぎ木の意義が十分にあるのです。

反省点としては、芽接ぎの時期をあと半月早くして9月中旬にすることとと、春は気になるけどあまり触らないこと、それぐらいかなあ。

さて、この成功したサンタローザをどこに植えようか?っていうそれが問題だ。

コメント