春ごろにつきっきりでやっていた小屋セルフビルドは、ルーフィングシートを敷設して雨漏りの心配がとりあえずなくなったことで気が緩み、屋根材の発注をしたところで止まっていましたが、本日、やっと屋根材が出来上がり、メーカー直送でうちに届きました。
いろいろと検討したのですけど、屋根材は結局ガルバニウムの板金屋根にしまして、地元の板金屋に頼んで材料だけで出してもらえることになったのでした。
ま、屋根材については、また今度、セルフビルド記事で書きます。
そんなことはどうでもいいのですよ。今日は。
だって、あれだから。
キノコの女王が採れたから。
それがすごくくさい女王だったから。
経緯を説明するとこうです。
まず、今日は朝一で搬入の予定だったので、朝8時まで小屋前の空き地の草を刈って、屋根材の置き場所を作っていたのですよ。
その後、時間通りに板金屋の社長と職人さんがきて、少し遅れてメーカーのトラックが来て、材料を手降ろしして、職人さんに墨付けの手順とか貫の寸法とか聞いたりして、みんなが帰った後で、草刈りの続きを再開したのです。
で、それからしばらく草刈りをしていると、途中、井戸のすぐそばのところで「なんか臭いな・・・」と脳に不快感が来たのですよね。でもその臭いの元が何なのかはわからず、そのまま井戸の周りを一周したところで、刈り払い機の刃が何か白いものの手前をかすめたのです。
「あ!頭ケガした人のしてるリンゴのネットのやつが落ちてる?!」
と一瞬思ったのですが、
「あー!!!これあれじゃん、臭いキノコ!!アミガサダケ?とかいうやつじゃね?」
とテンションが上がって、彼女を呼んできて、しばし観察しました。
僕ら、この時点で、アミガサダケ!アミガサダケ!とかいってはしゃいでたんですけど、
食べ方を検索するのに一旦家に戻ってググったら、「キヌガサダケ」でした。。。。(笑)
まあそんなことはどうでもよくて、このキノコ、食べられるらしいのです。
しかも、通称「キノコの女王」らしく、結構な高級キノコなのだとか。
でもね、
女王っていう割には、わりととてもくさいのですよ。
キーワードで表すなら、ケミカル感、洗わずごみ袋に入れたイカのトレイ、嗚咽を催す、ドブ、って感じ。
女王とは対極なキーワードばっかw。
個人的には、めっちゃ嫌いなタイプの香り。
ただ、この臭いを発しているのは、きt・・・、いや、先っちょの黒い部分のねちょねちょ成分(これが胞子らしい)で、それを洗えば大丈夫なんだって。
てことで、グーグル先生の言うとおりに洗ってみました。
うん。すこしマシにはなったけどさ。。。
普通にくさいよまだ。
少なくとも、顔を近づけて嗅ぐとがっつりオウェってなるレベル。
正直、全く食欲をそそらないです。
が、ボールに入れちゃったらそれはもう食材。料理するしかないよねってことで、このキノコの定番料理法の中華スープにしてみることに。
不思議なことに、中華スープの素で軽く煮るとあの臭いは激減するようで、彼女は臭いなど全く気にせず食べていました。
ただ、収穫、洗う、刻む、煮るっていう工程を通してずっとあの臭いをかぎ続けた僕は、ちょっとだめでした。
「まったくだめ、食べれない」ってわけでもないのだけど、目の奥らへんであの臭いが木霊してるような気がするのです。
食感はシャクっとしたすっごい歯切れのいい春雨みたいで、たしかに他には代替がないユニークさで、高級食材の片鱗はわからないでもない感じなんですけどね。
意識しないようにすればするほど、臭いの記憶がよみがえってくるのです。
これは、自分で収穫から調理まで携わっちゃダメなやつですわ。
それとも、もっと臭いを消す技とかがあるのかなあ?
でもまあ、そこまでして食べる理由もないなというのが正直な感想です。特徴といえば食感だけだし。
「キノコの女王」は返上した方がいいと思う。
キヌガサダケはそんなキノコなのでした。
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