枝豆に防虫ネットなんて、と思っていたけれど。

豆類

うちは中山間地に位置していまして、林業が盛んな地域ということもあり、周りの山はほとんど杉や檜で埋め尽くされています。

杉や檜の花は、カメムシの好物でもあり、うちの周りには尋常じゃないほどのカメムシがいます。

春に杉や檜で育ったカメムシは、夏になると畑の作物にやってきますので、夏の間に奴らの好物であるエダマメやインゲンを無農薬で育てるのは基本的に不可能なのです。

実際、去年は7月中旬以降のエダマメが、莢が膨らんだタイミングでカメムシに吸われてめっちゃマズくなって失敗。その後の大豆はほとんどが空莢になり全滅という散々な結果に。

その教訓があったので、今年は、なるべく早く種をまいて、6月の下旬に収穫したものはカメムシの害を回避することができました。

でもやっぱり枝豆は真夏に食べたいよなあ。

ということで、真夏に収穫するためにもうひとつの作戦を試してみました。

それが、防虫ネット。

去年白菜とかに使った1mm目合いのネットで、植え付けから収穫まで覆ってしまおうという作戦です。

品種は早生種の「大豊緑」

株間20cmで、条間30cmの二条植え。

播種日は5月13日で、128穴のセルトレイに一粒づつまいて、初生葉が開き切ったタイミングで植えつけし、本葉5枚の時点で摘心&土寄せしました。

防虫ネットは植え付け時からかけっぱなしで、摘心&土寄せ時に一度だけ開けただけです。

その作戦の結果がぼちぼち出てきまして、結論から言うと、

防虫ネット、最強かよ。

って思いました。

カメムシの害、ゼロです。

葉を加害するフタスジヒメハムシもほとんどいなくて、莢も非常にきれい。

いままで僕の中では、防虫ネットというのは白菜やキャベツなどの軟弱な野菜を保護するための最終手段のような気がしていまして、エダマメなんぞに気軽に使うものではない、という謎のプライドがありました。

が、実際に使ってみると、エダマメと防虫ネットはかなり相性がいいような気がしてきました。

まず、植えつけてから収穫まで、ネットを取り外すのは一回だけ。摘心&土寄せの時のみでいい。というのが非常に楽です。土寄せのときに雑草ごと表土をかき回すので、その後発芽してきた雑草はエダマメの陰になって全然生育してませんでした。

また、ネット内で葉がぎゅうぎゅうになって光合成が阻害されそうだよな、と心配していたのも、実際葉がぎゅうぎゅうになったことはなったのですが、それが生育に影響したかといえばあまり影響はなかったようでした。

考えてみれば、エダマメの光飽和点はそれほど高くなく、ある程度の日蔭でも育つことからも、葉がぎゅうぎゅうになることの生育への悪影響はあまりないのかもしれません。

数十年ぶりという、異常に日照時間の少ない今年でも大丈夫だったのだから、普通の年なら全然問題なさそうです。

ただ一つだけ、今年の梅雨の長雨の影響で、下の写真のように葉が枯れたところが全体の5%ぐらいありました。

まあさすがにここまで雨が降り続いた今年ですから、こういった症状が出るのもしょうがないのかなと思います。

むしろ、こんなにぎゅうぎゅう詰めになってんのに全体の5%ぐらいしかやられていないのが逆にすごいよな、と思いますね。

梅雨が明けた現在、症状の拡大は止まっているように見えますので、この症状も平年の気候なら全然発生しなさそうです。

カメムシのせいで、真夏のエダマメをあきらめかけていた僕らですが、ネットを取り入れることで比較的省力で綺麗なエダマメを作れることがわかりました。

来年はもっと積極的にエダマメを栽培できそうです。

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