うちの裏は30mくらい下を流れる川へと続く深い崖になっていまして、崖の途中には大小さまざまな木が生えています。
プライベート崖というのはなかなか便利なもので、日常生活で出る分解性の物質は結構この崖に捨てることが多いです。
彼女のおばあちゃんは昔、「はけ(崖のこと)にうっちゃってこい!」といって、いろいろなものを捨てていたらしいです。
生ごみとか、落ち葉とか、軒下で生まれちゃった子猫とか・・・
そんなわけで、僕らもこの崖には結構助けられていまして、最近は、セルフビルドで出る鉋屑を山盛りに積んで、そこに猫の排泄物を吸着させ分解させる、おがくずコンポスト的な場所を作ったりしています。
それでこのまえ、例のごとくそのコンポストにつゆさんのブツを捨てに行ったのですが、ふと横を見ると、5mほど離れたところにある立ち枯れの榎から、白くて非常に美味そうなキノコが生えていました。
近寄って匂いを嗅いでみると、シメジっぽいいい香り。
僕の本能は「間違いない!これはいける!」といっていました。
でも、キノコに関しては本能に従って食うのは危険すぎるので、とりあえずグーグル先生に聞いてみると、
あ、これ「ヒラタケ」だ。食えるやつじゃん!
似てるやつで、「ツキヨダケ」っていうのがあるけど、そいつは軸の根元に黒いシミが入るからそれで同定できる。
ということが判明しまして、さっそく収穫して、軸のところを割ってみてみると、
黒いシミはない!
よって、これは食える!!
ということで、早速その日のお昼にバター炒めにして食べてみました。
炒めてるときからすでに、鶏肉ような旨味の濃い香りが漂っていまして、
あ、これ絶対うまいやつだ。
とわかりました。
実際食べてみると、エリンギっぽい食感で味はシメジって感じの、めっちゃ美味いキノコでした。
野生だからなのかなんなのか、味はかなり濃かったです。
後で調べてみると、ヒラタケってエリンギの仲間みたいですね。
そういわれてみると確かに、軸の部分から傘の部分にかけての感じはほぼエリンギですわ。
これを書いている今は、最初の収穫から1週間ほど経っていまして、その間にクリームパスタと天ぷらで二回食べましたが、今のところ体に異常はないです。
こんなに美味い食べられる食材が生えてくるなんて、田舎、最高すぎます。
あの立ち枯れ榎は結構太いので、来年も多分生えてくるはずです。
時期を見逃さないようにちゃんと覚えておこう。
コメント