昨年自家採種して、今年の4月初旬に種を播き、4月の終わりに植え付けたすくなかぼちゃ。
種まきから2か月半で、蔓は3mくらいにまで伸び、1週間ほど前から雌花が咲き始めました。
昨年と違い、雌花より先に雄花がたくさん開花したので、ズッキーニの花粉を拝借することもなく済んでいます。
最近の朝の日課は、その雌花に雄花の花粉を付けて人工授粉すること。
花粉用の雌花は、前日の夜9時くらいにヘッドライトを付けて畑に行って摘み取り、朝まで水を入れたグラスに活けています。
朝になったら、その雄花から花粉だけを集めて、受粉作業には綿棒を使うことにしました。
自家採種用の雄花は、畑で咲くがままにするのはもちろんだめで、クリップで花を閉じるなり、袋掛けするなり、何らかの交雑防止対策をする必要がありますが、最近は1日当たり6本くらい受粉しているので、雄花も5本以上必要で、そうなると袋掛けやクリップは結構面倒くさいのです。
そこで、前日の夜に雄花を採り、朝に花粉を集め、綿棒で受粉する方法に変更することにしたわけ。
この方法のいいところは他にもあって、10本の個体からランダムに集めた花粉が混ざるので、花粉の多様性が増すことでもあります。
交雑組み合わせのパターンを増やすことを意識しながら受粉をすれば、自家採種を続けていく中で将来的に問題になりそうな近交弱性を防ぐ効果が少なからずあるのではと思っているのです。
この後、受粉日などの情報を書いたスズランテープでマーキングし、クリップを外すのはその日の夕方以降としています。
今のところ、こうして交雑を防ぎながら人工授粉をした果実が20個弱あります。
昨年の様子から考えると、今年は100個近い果実が収穫できるはずなので、そろそろ交雑防止作業を打ち切って、受粉は昆虫任せにしてもいいかななんて思ってます。
ミツバチも結構飛んでいることだし、種用の果実は冬まで追熟するので、このままだと晩夏に食べる用の果実が全然取れない結果になりそうなので(笑)
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