実生のポポーは芽生えが遅い。マテバシイも。

ポポー

昨年の今頃、近所の直売所で買ったポポーから種を採り、竹製ポットに2粒ずつ播きました。実生して台木を作り、品種モノのポポーを接ぎ木するためです。

それから春になり、クルミや柿やスモモなどの実生が続々と生えそろい、ポポーもそろそろか?と芽生えを待っていたものの、梅雨時期になっても竹ポットからは何の音沙汰もなく、「今年のポポーの実生は失敗かー」なんて思っていたのでした。

それで諦めてしまって、その後は竹ポットの世話することもなくなってしまったのですが、梅雨が明けた頃ふと目をやると、爪楊枝のような枝につやつやした葉がぴょこっとついた芽がたくさん出ていました。

間違いない!これポポーだ!

梅雨の初期のころにはまだ芽が出ていないのを確認していましたので、7月中のどこかで芽生えたようです。

余りにも遅すぎる。めっちゃスロースターター。

この感じだと、畑に直播していたら雑草に紛れて全く分からなくなっていたことでしょう。竹ポットにしといてよかったわー。

現在のポポー。爪楊枝の太さのまま冬に突入しそう...
こちらは近所の街路樹のマテバシイの実生。ポポーと同じくかなりスロースターター。

ポポーと同じく、マテバシイという食べられるどんぐりも竹ポットに播いていて、そちらも発芽がとても遅く、芽が出た後の生育もかなりゆっくり目でした。

マテバシイは直播もしていますが、そちらは雑草に埋もれてどこにあるかわからなくなってます。

発芽や初期成育の遅い実生たちは、竹ポットに播くのがいいようです。

あ、それと、ちなみに、

ポポーは品種モノの接ぎ木苗も2品種購入していて、昨年の年末ごろに畑に植え付けてありまして、そちらは今、下の写真のようになっています。

品種は「サンフラワー」と「スイートアリス」というやつで、植え付け時はほぼ一本の棒苗状態だったのが、二本主枝っぽい感じになりました。

こちらの購入苗も芽吹きがめっちゃ遅くて、「えっ...一本4000円近くした苗が枯れたかも...」ってすごいショックだったんですけど、他の樹木たちが芽吹き終わったころ、ようやく新芽を出してきて、それからはそれなりによく育っている様子。

実生も芽吹きもスロースタートなのが、ポポーという植物の特徴なようです。

これらの購入苗に加えて、さらに「NC-1」という大玉の優良品種を職場の同僚のお兄さんが育てているという情報を掴んだので、うちの実生苗たちがえんぴつくらいまで育ったら、穂木をもらいに行く計画をたくらんでいます(笑)

果樹園計画、順調に進行中です。

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