栗苗木を植えようとした矢先、ユンボのピン折れた

実生

昨年の夏ごろから、うちの畑と地続きの500㎡の畑を新たに借りました。

その畑はもともと柿畑で、30年生くらいの柿の木が十数本植わっていましたが、三年前ほどにすべて伐採されて、その時は僕も伐採作業に加わり、報酬として柿の薪を大量にもらいました。あれがもう3年前かよ・・・

柿を皆伐してからは、地主さんのおばあちゃんがごくたまに草刈りに来るだけで放置されていたんですが、昨年の夏ごろに、いろいろな人を経由し、まわりまわって僕のところに、あそこの土地借りないか?という話が来まして、二つ返事で借りることになりました。

彼女の家の敷地は全部合わせて1町歩ほどもありますが、果樹などを手あたり次第に植えまくっていたら、いつの間にか土地が足りなくなってきたので、今のところ、借りないか?や、買わないか?という提案は絶賛ウェルカム中なのよね。

ちなみに、このあたりの畑を畑として借りる場合、賃料相場は0円ですので、草刈りの負担が増える以外に損失はありません。どうやら田舎の土地相場は世界線が違うパラレルワールドのようです(笑)

で、その500㎡に何を植えるかということなんですが、それはずばり、

栗。

自家栽培の栗を彼女のお菓子作りで使い、付加価値を付けて高く売る作戦なんですね。

さらに、僕の超長期の野望というか、ゆるいライフワーク的な感じで、「ポロたん」のように易渋皮剥皮性な品種で、かつ収穫期が晩生のものを選抜育種したいなあというのを思っていまして、ここに植えた栗をいろいろと掛け合わせる計画です。

まあそういうわけで、冬の間はノリノリでいろいろと苗木を買い集め、ポロたん、ポロ助、丹沢、石鎚、筑波、紫峰、秋峰、美玖里、岸根の9種、合計20株弱を植えることにしました。

さらに同時並行で、植栽位置に直接実生の栗の種を播き、一年後にその場で居接ぎを行う方法もすることに。

秋から氷温保存し、年末に畑に撒いた実生は3/7の段階ですでに発芽してました。

が、

この苗を植えるために、植栽位置と干渉する柿の切り株をユンボで抜こうとしたところ、作業開始から割と早々に、

コッ・・・・

っという音がして、あれが折れた・・・泣

バケットピンが。

グリス孔に沿って真っ二つに折れた
部品到着を待つ間、盗難防止のため、とりあえず道路からの死角に避難。

このアクシデントにより、2月初旬に植え付ける計画が狂いました。

さらに悪いことに、ユンボのピンっていうのがネットでもなかなか売っていないんですね。モノタロウとかアマゾンとかそういうレベルではモノがないのです。まあ出してても売れんもんね普通(笑)

で、なんとかヤフオクで見つけた汎用のピンは、径は合ってても鍔がない。

どうしよーって思って、いろいろと打開策を探していると、モノタロウで「セットカラー」なるよさげな部品を発見。これはいけそうだぞってことで、二個ずつ購入。

ピンはヤフオク、セットカラーはモノタロウでぽちった
グリス孔付きで焼き入れ済み、これで4300円。安い・・・のか?

こういうものの相場は全く分かりませんが、4000円ちょいでユンボが復活するならまあいい方じゃないですかね。それにこのセットカラーは一個300円くらいと、町工場殺しな安さで全然工場の味方じゃないし。

仮にクボタの出張修理とか呼んだら3万とか平気で請求してきそうだもんな。

うん、やっぱピン+セットカラーで5000円は安いわ。

というわけで、早速これをユンボに取り付け試運転してみると、全然問題なく復活しました!六角レンチで取り付けたセットカラーも、3時間くらい動かした限りでは、まったく位置ずれしていません。今のところ治療成功といっていい感じ。

余裕の伐根!

ユンボが復活したことで、なんとか3月初旬までに栗の植え付けは完了。

こういう重機って、壊れたときこそそのありがたみがわかるわあ。

超おんぼろの古式ユンボだけどね、うちにとってはなくてはならない子なんだよなあ。これからも大事にガシガシ使ってこ(矛盾)

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