耕耘機マメトラMC-10Vのオイルシール交換

畑の道具

現在のうちの耕し担当の機械は、50年くらい前に製造されたブルトラB6000というディーゼルトラクターで、もはやアンティークといえるほど古い年式のものですが、ところどころ自分で修理しながらも、耕すという基本性能には特に不満もなく使えていまして、その子の寿命が尽きるまでは出来るだけコストをかけずぎりぎりまで延命させるつもりでいます。

そのブルトラを知り合いの造園屋から買ったのが3年前のこと。

では、それまでは何で畑を耕していたかというと、冒頭の写真の耕耘機なのですね。

マメトラのMC-10Vという小型耕耘機。

彼女のお父さんが定年後に買って生前に使っていたもので、4年前僕がこのうちに来た時にはすでにかなりの期間倉庫に退蔵されて動かなくなっていたのを、一度農機具屋に持ち込んで、キャブ清掃などもろもろのメンテナンスをしてもらったものです。

小型ながらなかなかのパワーがあり、燃費もよく、数アールくらいの面積ならばこの耕耘機で十分だったのですが、耕作面積を拡大し、反単位の面積をやるようになると、如何せん時間がかかりすぎるということで、ブルトラにその座を奪われ、最近ではブルトラが入るまでもない花壇とか、畝の端の余った数メートルとかのちょこっと耕運専門で、サブ的に使っていました。

そんなマメトラさんなんですが、今年の春ごろからシャフトのところがオイル漏れするようになってしまい、完全に戦力外通告を言い渡され、お尻の下にオイル受けを敷いて、倉庫に眠ったままになっていました。

それでこの前、倉庫を軽く整理したときに目があった気がして、さすがにこのままじゃかわいそうだよねということで、オイルシールを発注し、修理することにしました。半年も放置しててごめんよー

型番を調べモノタロウで購入

オイルシールはNOKというメーカーのもので、型番はTC20428というやつ。一個500円くらいと安価なので、左右用に2個買いました。

オイルシールの素材は、堅いゴムもしくは柔らかいプラスチックといった感じ。

修理中に判明しましたが、取り外したオイルシールをよく見たら、そちらにもNOKと印字がありましたので、純正品もこれと全く同じもののようです。

これを、左右両側新品に交換。オイルが漏れていたのは片方だけでしたが、もう片側もいつ漏れるともわからないので、保険的に両側を交換することにしました。

まずグラスガードをバールの平側でこじって外します
古いオイルシールをマイナスドライバーで突き刺してやや強引に外すと、中のシャフトとベアリングはわりと綺麗でしたので、パーツクリーナーで軽く洗浄しただけで、そのまま新しいオイルシールをはめることにしました。
新品のシールにべっとりとオイルを塗りたくり、布を当てがって、ハンマーで叩いて少しずつ挿入しました。

新品のシールを挿入し終えた時点で、ギアボックス内のオイルはほぼすべて抜けきっているので、ギアオイルを規定量の800mℓ補給しました。

その後、エンジンをかけクラッチを入れると、シャフト周りからの漏れはばっちり止まっていましたので、再びグラスガードを装着して、修理完了です!

やってみると、そんなに大したことない修理で、1時間もかからず終わりました。

こんなに簡単ならもっと早くやっておけばよかったわ。

まあ何はともあれ、これで来年春用の花壇の耕運ができるようになりましたので、早速明日にでも、チューリップ予定地を耕すとしよう。

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