先日関東を直撃した台風15号。
うちのへんは台風の西側だったからか、そんなに強い風は吹かず、被害らしい被害は特にありませんでした。
とうもろこしがぶっ倒れた以外は。
今年の抑制栽培とうもろこしは、約90株を7月12日から一週間ごとに、4弾に分けてずらしながら種をまきましたが、台風の風で4弾全部が根元からパタッとなぎ倒されていました。
特に最初に播いた第1弾目は、8月の下旬ごろに絹糸が出てから2週間ほど経っていて、もうそろそろ収穫というタイミングだったので「やられたー」って感じ。
その日はすごいガッカリしたけど、次の日になると、3弾目(雄花が顔をのぞかせたぐらい)は不完全ながら、4弾目(まだ草丈40cmぐらい)は完全に、自力で起き上がっていました。
1弾目と2弾目はもう受粉が終わって実がついているからか、倒れたままでしたが、これもよく見ると果実の肥大は進んでいるっぽい。
で、台風から4日立った今日の昼ごろ見てみると、1弾目の実が結構いい具合に膨らんでいました。
そこで少し皮を剥いで実り具合を確認すると、
おおー、めっちゃいい感じじゃん!!
ってことで、収穫してお昼ごはんでに食べることに。
絹糸が出てきたのが8月27日前後だったので、受粉日から数えると16日ほどしかたっていませんが、先端がこのぐらいなら十分食べ頃になっています。
台風でぶっ倒れて、もうだめかーと思ってたところなので、うれしさ倍増です。よっしゃ!
この「おおもの」という品種、うまく育てれば500グラムぐらいになるらしいのですが、今回は肥料を与えずに栽培したからか、300グラムほどにしかなりませんでした。
大きさは「やや小もの」って感じです。
今回これを育てた場所は、白菜が無肥料でずっしりと大きくなるぐらい肥えてるんですが、もっと栄養分のある場所じゃないと「おおもの」にはならないのかも。
どんだけ肥料食いなんだよwっていう。
ただ、大きさは小さめでも、味は異常に甘いですね。
ちょっと甘すぎるぐらい甘い。
皮も薄いし、スイートコーンの品種改良って、すっげー進んでんだなと食べながら感心しました。
とうもろこしの抑制栽培、いいかも
今回、スイートコーンを夏に播いて秋に採る「抑制栽培」なるものに初チャレンジしたわけですが、この作型、結構いいかもです。
まず、無農薬でもアワノメイガが全然発生しないのがいいです。
90株ほどある中で、雄花にアワノメイガの痕跡を確認したのは今のところ3株だけ。
スイートコーンでこんなにが虫害がないのは初めてかもしれないです。
あと、育苗がすごい楽。
春先だと発芽までの温度管理が結構面倒なわけですが、夏播きの場合、セルトレイに播いて水だけやっとく。んで、だいたい10日経ったら植える。これだけですからね。
そして何より、甘味の乗りがすごくいいです。
実の肥大時期が寒暖差のある9月10月なので、甘味が異常に強いのができます。
なにこれ砂糖入れてゆでたの?て感じ。
一つ欠点を挙げるとすれば、栽培時期が台風の最盛期と重なることですかね。
まあでも、台風でぶっ倒れても、今回みたいに普通に収穫できるなら問題ないかも。
雄花が顔を出し始めたぐらいの大きさなら、自力で立ち上がるし。
夏限定のイメージのあるとうもろこしを秋にももう一度味わえるなんて、なかなかいい栽培法に出会ってしまった気がしています。
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