11月の初めに播いた来年の春用の豆たちが、暖冬の影響もあり順調に生育してます。
むしろ生育が早すぎるぐらいかな?と少し心配です。
上のうち、スナップエンドウ、赤花絹さや、普通のグリーンピース、三粒莢ソラマメは自家採種したものです。
ロングピースと河内一寸ソラマメは購入種子です。
自家採種した種子で不安でしたが、全部びっしり発芽しました。
スナップだけは、最初のうちの発芽が揃わず、遅いものは15日ほど遅れてから次々に発芽してきました。今となっては問題なく生えそろっています。
この中だと、スナップだけがガッツリ皺種系なので、それが発芽の不揃いに影響しているのではと勘ぐっています。
それにしても、くそ寒かった去年と比べると、暖冬の今年は大きさが全然違いますね。
ちゃんと冬越し出来るといいのですが・・・
[朗報] 若採りした種子でも問題なく生えることも判明
ところで、
今回上で挙げた自家採種した豆たち、
今年の春にかなり若いうちに採種したものなのです。
少なくとも、
「樹上でカラカラになるまで完熟させる」
というレベルでは全然無いぐらいに。
ソラマメなんかはこんな感じでした↓
胎盤みたいなのが黄色くなって、もうその機能を果たしている気がしたので、莢が緑のうちに採ってしまったんですよね。
長雨が降ったらカビるし、カメムシとかゾウムシとかスズメとかのリスクがあるのに、これ以上樹につけておく必要ある?
と、疑問に思ってしまったんです。
それで、
まだまだ生感バリバリでしたが、サヤから豆を出して、収穫ネットに入れて、蔵の軒に干しておいたんです。
ひと月ぐらい干したら、あとは大量のシリカゲルとともに瓶に入れて保存してました。
その種を11月の頭に3粒播きしたやつがこれです↓
三粒×25箇所で、全くの欠株箇所はゼロです。
3粒とも出ているところもあれば、1粒だけのところもあります。
平均すると2.3粒ぐらいかな、という感じ。
発芽率にすると75%ぐらいでしょうか。
75%もあれば、3粒とも出ない可能性は2%以下にまで下がるので、実用には十分すぎます。
自家採種すれば大量の種が採れますから、やはりソラマメは自家採種に限りますね。
今回の結果を踏まえると、エンドウとソラマメの自家採種はある程度若採りして全然大丈夫です。
「樹上でカラカラになるまで待つ」
というのはあまり重要じゃないみたいです。
僕としては、カラカラになった種子が鳥に食べられたり、乾燥途中にカメムシに食害されたり、梅雨でカビたりといったリスクのほうが、若採りのリスクより断然高いと思うのです。
だから、若採りした種子がちゃんと生えてくれた結果を踏まえ、来年も若採りしようと思いました。
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