今月4日のベース打設から12日後の明日、今度は立ち上がりの打設をします。
生コン屋さん、年末だから忙しいかなーと思いましたが、1週間前に連絡しておけば普通に予約とれました。
前回は、注文の単位は0.5立米刻みなのだと思い込んでいたのですが、今回、予約時に確認してみると、なんと0.1立米刻みでオーダーできるということなので、計算値より0.1立米多めの1.6立米でオーダーしました。
配合は前回と同じく強度27、スランプ15、骨材径20、水セメント比50以下、とオーバースペックな配合です。
で、
明日の生コン打設に先立って、本日、夕方ギリギリまで作業して、何とか型枠を完成させることができました。
朝から夕方までフルで働いで、まるまる3日かかりましたよー。
あー疲れた。
型枠って、水平レベルとか垂直とか通り芯とかかぶり厚とかいろいろ確認しながらの作業なので、心が疲れるのですよね。
型枠大工さんの偉大さが痛切に身に染みました。
あと、コンクリート工事って教科書的な本があまりなくて、DIYで型枠を作ったよーっていう先人達の情報がネットを探してもあんまり見当たらないので、手探りでやってみた感が凄いです。
明日の打設時、バッコーンって崩壊しないか非常に心配です。。。
でもまあ一応、作った型枠の一部をここに記録しておきます。
全体像
倉庫の大きさは3800mm×7280mmで、ほぼ二間×四間のこじんまりしたサイズです。
完成したら、まずは家の刻みを行う作業場にする予定で、その後は僕の趣味部屋&DIYルーム、すなわち僕の城(笑)として活用し、気が向いたら後々はカフェ的な施設にも転用できるように、なるべくシンプルな構造に設計しました。
よって、基礎の形状もシンプルなコの字型で、立ち上がりのところどころに、排水管が通る穴をあけるべく、ボイド管を仕込みました。排水管は後から穴をあけて施工するのが大変そうなので、先にあけておいたほうが良いかなと思いまして。排水管として使わないときはフタをしとけばいいし、最悪モルタルで埋めてもいいしね。
立ち上がりの後はコンクリの土間を打つ予定。
立ち上がり高さは55cm+天端レベラー1cmの56cmと、600mm幅のコンパネのサイズギリギリまで高くしました。
型枠はコンパネにウレタンコーティングしてあるやつを使用。
次回、メインの家の基礎を打つ時に再利用できるように、基本的に1800mmの長さのままペアでユニット化してセパ穴をあけました。
そのため、1800mmのユニットで納まらない角や半端な部分はコンパネを短く切った部材を繋ぎ合わせて構成しています。
角の部分は打設時の力が集中して加わりそうな気がするので、角に継ぎ合わせを持ってくるのはどうかなーと思ったのですが、組んでみた感じは結構しっかりしてるので、まあ大丈夫かなー。
浮き上がり防止策はコレ
生コンは比重がメッチャ重いので、打設時に型枠の下に潜り込んで型枠を持ち上げてしまう恐れがあります。
バイブレーターを使うと、コンクリが隅々まで締まる分、型枠を浮き上がらせる力がより強く働きます。
ということで、今回は3点セットの浮き上がり対策をしました。
まずは、普通にみんなやっていることですが、控え杭を打つということ。
次に、型枠下部の目立った隙間はモルタルでふさぐこと。
そして、3つ目が、セパレーターと立ち上がり主筋(下段)を、浮き上がりに抵抗するような方向で縛り付けること。下の写真みたいに。
セパ1個飛ばし( セパの間隔は40cmなので、80cmピッチで縛りました )で、番線は2本まとめて使い、主筋と型枠を結束しています。これにより、型枠はベースに押し付けられる方向で引っ張られています。
3本の矢理論みたいなもので、番線は2本重ねるとかなり強くなりまして、主筋とセパを結束し終えた時点で、型枠は体重をかけてもほとんどびくともしない感じになりました。
フォームタイは使ったほうが断然いいと思った
今回は幸いにも、片付け屋さんのおじさんから4m/300円という格安で買った2.4mm厚のまっすぐな単管パイプがいっぱいあったので、型枠の外側だけですが、フォームタイを試験的に使ってみました。
セルフビルド界隈ではなぜか、フォームタイを使わない手法が人気なようですが、施工の簡単さから考えて、普通に使ったほうがよくね?と思いました。
試験的ということもあり、フォームタイを10個しか買ってなかったので、1枚のコンパネに付き1個か2個しか付けませんでしたが、それでも、かなりピッチリまっすぐになりました。
フォームタイのナットを締めると型枠の面がみるみる揃っていって、おおーーって感動しましたからね。
フォームタイは1個88円だったので、20個は買っても良かったかも。
このくらいの規模の型枠なら、コンパネ1枚当たり2個使うだけで十分だと思いました。
メインの家の基礎に取り掛かるまでに、中古のフォームタイ探しとこっと。
継ぎ目はアルミテープで
今回は、立ち上がり天端の処理に流動性の高い天端レベラーという素材を使う予定です。
この天端レベラーは、その流動性ゆえに、型枠のわずかな隙間からも流れ出てしまうらしく、隙間は完全にふさいでおかないと天端がガタガタになってしまう恐れがあります。
そこで、型枠の継ぎ目すべてにアルミテープを張りました。
隙間が1mm位の継ぎ目はレベラーの乗る層だけに張りましたが、2mm以上あるところは下から上まですべてテープを張ってしまいました。
角の部分なんかは、コンパネの割り付けの都合上2cmくらいの盛大なすきまがありましたが、そこにはテープを2重にして盛大な隠ぺい工作を施しました(笑)
いま懸念しているのは、
アルミテープって、型枠を外したときに一緒に綺麗にはがれるもんなの?ということです。
こればかりは立ち上がりが完成しないとわかりません。
コンクリに銀色の膜とか張ってませんように!!!
レーザーレベルが大いに活躍
僕にとって、レーザーレベルはもう欠かせない存在です。
今回の型枠作りも、水糸は四つ角の芯を見るときとかしか使わず、通り芯とか水平レベルとかは全部レーザーを使いました。
「VOICE」という2万5千円の廉価なやつですが、今のところ誤差は無く、大いに活躍してます。
邪魔な水糸から解放されると、こんなにも楽なもんかーと思いましたね。
移動するたびに水糸を跨ぐのすっごいめんどくさかったんだよなあ。
あと、水平を見るのに水糸から何センチとか、もう肩プルプルですわw
あー、ほんとレーザー買っといてよかった。
明日、いざ打設
明日は、8時半に生コン車が来ます。
なのに、こんな時間までパソコンいじってるっていうね(笑)
前回はミキサー車がスタックして、それどころじゃなかったので記録とか撮って無かったけど、明日はいろいろじっくり観察しながら作業できるといいな。
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