小屋セルフビルド建前1日目&2日目 その③ 最後のHで痛恨のミスが発覚する

セルフビルド

初めての建前作業に戸惑いつつも、さすがに2日目になると要領を得てきたところもあり、たとえば、ホゾのきつさの微調整などはだいぶコツを掴んだ気がしました。

参考までに具体的な数値を言うと、まず今回の柱のホゾの寸法は、図面上では厚さ30mm・幅100mm・長さ120mmとしていました。この寸法は、 現在の普通の住宅と比べると大幅に長く、いわゆる“長ホゾ”と呼ばれる部類のホゾになると思われます。

実際の加工では、メス側(土台側)はこの寸法より幅を1mm小さく加工したので、土台のホゾ穴は 厚さ30mm・幅99mm・深さ120mmとなりました。

一方でオス側(柱側)のホゾの加工では幅を1mm大きく加工し、厚さは1mm薄くし、厚さ29mm・幅101mm・長さ120mmに加工しました。

つまり、穴の幅99mmに対して、ホゾの幅が101mmで、2mm分きつく加工していたのです。

(ちなみに材料は、土台、柱ともに天然乾燥桧)

建前初日に気づいたのですが、長さ120mmの長ホゾの場合、この2mmがきつすぎました。いや、まあ、全く入らないってわけでもなくて、ほんとに少しづつなら入るのですが、一つのホゾの全長分を入れ切った段階で、手のひらの親指の付け根が今までに経験したことのないような痛みを発していまして、あ、これはやばいな・・・今後の建前の作業に支障が出るレベルで痛い。って思いまして、オス側のホゾを鑿で削り、ホゾ穴との寸法差を2mm→1mmに変更することにしたのです。

結果としては、この1mmの違いが大いに作業を楽にしてくれまして、建前2日目の作業はだいぶ楽になりました。

まあそれでも、全力の掛矢一発で1cmくらい入っていくくらいのちょうどいい締まり具合ではあったので、構造上は問題はないだろうという感触ではありましたし、柱が完全に刺さった後は、手で押してもそんなに大きくはグラグラせず、建前後に丸込栓を打てば強度的には全く問題ない感じではありました。

この、「120長の長ホゾの場合はホゾ穴+1mm」という具体的な寸法。

そういう数値の蓄積がないのが、セルフビルダーの弱いところだなーと、今回改めて痛感しました。

あ、あと、補足情報として、ホゾの厚さは穴の厚さ30mmに対して、29mmでばっちりでした。土台が割れたりはなかったです。

9寸の胴差に墨付けミスが発覚(´;ω;`)

2日目の午後3時の段階で、すべてのHが土台に挿入され、5番と7番の通りの床小梁が4本入り、あとは2番と5番の通りの胴差に一間半の床小梁を3本挿入すれば2階の床の骨組みが出来上がる所まで来ました。

指も痛いことだし・・・よし!この3本の床小梁を入れて、とりあえず今日はひと段落でいいか!指痛いしな。うん、初めてにしては進んだ方じゃない?あー指いてえええ。

と、掛矢のダメージでだいぶ萎えていたヘタレな僕なのですが、

最後の最後、床小梁を入れ始めたときに、指の痛さも吹っ飛ぶアクシデントがありました。

「え、なんかこれ、大入れ蟻掛けの穴の位置、ずれてない???」

っていう。

左から2本目のHの胴差の仕口の位置にズレがあった。

なんか床小梁がすんなり入んないなーとは思ったのだけど、「いやいや、え、嘘だろ・・・?」って感じで、とりあえず柱の際にメジャー当ててみると、

。。。

完全に僕の墨付けミスでした。

この胴差は、階段が入る都合上、床小梁のとりつく穴の位置が若干南寄りに偏心してるはずなのですが、この偏心がまるまる線対称で北側に反転していたのです!

問題の部材。仕口の位置の偏心が線対称で逆になっていた。

原因はおそらく、墨付けの時に材木の裏と表を間違えたこと。

字前の原則は守っていたし、建物正面側に見栄えのいい面を持ってくるように表裏を決めたはずなので、なぜこのミスが起こったのかは謎ですが、たぶん、単純に図面の上下を読み違えたのだと思います。

と、胴差の上で呆然としながら、ここまで理解するのに10分ほどかかり、

  

うわー、マジかー・・・

これ、どうやってリカバリーしよう?

裏面に大入蟻掛けの穴新しく刻む?

それだと欠損多くてちょっと強度が心配だよな・・・

だとすると、材料ごと新しくする?

9寸のヒノキ4m、1万8千円くらいだったよな・・・高ぇ・・・

でもそもそも9寸のヒノキって、材木屋さんに在庫あるかな?

などなどいろいろ考えを巡らせつつ、

とりあえず、助っ人がいるこの日のうちに、ミスった胴差を柱から外して、片付けして、材料をシートで養生して、この日は終了となりました。

途中までは、寸法通りにピッチリ納まった箇所が多かっただけに、2日目の最後の最後で致命的なミスが発覚して、ちょっと落ち込みました。

でもまあしかし、素人の初めて建てる建物で、ミス一つなかったらそれはそれでおかしいよなと前向きに考えることにして、総合的に振り返ってみると、初めてにしてはそれなりによくできたかなと思いますね。

ミスが発覚する手前まで、「え、これワイまじ神じゃね?」とか言ってちょっと調子乗ってたので、いい冷や水にもなったかも(笑)

刻みをすべて終え、あとは組み立てるだけの段階になった今となってはもう遅いかもだけど、ここでもう一度気を引き締めて、これからの作業に当たる所存。

あーでもやっぱり悔しいわー。

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