建前13日目、ついにルーフィングシート敷設まで到達し、建前完了

小屋建設

前回、建前12日目は、屋根の化粧野地板を80%まで張り終えて終了となりました。

その後は、週間の天気予報が10日ほど安定して晴れを示していたので、安心してセルフビルド作業を離れ、しばし雇われ仕事に邁進していました。

が、連勤最終日、建前13日目の前日に予報が怪しくなり、当日はどうやら午後から雨が降るらしいとのこと・・・

うわあ、まじかー、ずっと晴れるって言ってたじゃんかよおお

と最悪な気分になりながらも、朝一で始めれば午後には終わる作業量ではあったので、早朝6時半から屋根に上り、残りの屋根の板を張る所から作業を再開しました。(離れの義妹夫婦よ、朝からドゥルルルルってやってすまんな・・・)

板張りのスペーサーは、L字アングルで代用

今回使う野地板は、27mm厚の杉&桧で、原板からの半セルフ製材品のため、相じゃくりや本実は入っていません。普通の板です。

そのため、板と板の間が開き過ぎると、室内側からルーフィングシートが見えてしまう恐れがありました。

かといってぎゅうぎゅうに密にしすぎると梅雨の湿気で板が膨張し、屋根下地が歪む原因にもなりかねません。

ということで今回は、隙間は開きすぎず、でも密になりすぎないという塩梅を狙い、1mm厚のスペーサーを使うことにしました。

ま、スペーサーとは言ってみたものの、普通の小型L字アングルなんですが、これが結構便利で、板の両端に突っかけるだけで、ちゃんと1mmの隙間をキープして板を張れました。

あと小技。

ダイソーのネオジム磁石でTシャツを裏と表から挟み込み、ビスやL字アングルの仮保持してみました。

以前からダイソーのネオジムの強力さは知っていたのですが、「あ、もしかしてあの磁石、ビスの保持に使えるかも?」と思い出し、今回こうして使ってみました。

使ってみると、だいぶいいです。コレ。

ビスを口にくわえる代わりにここにつけておく感じなのですが、磁石1ペア当たりビスが10本くらい保持できます。それが2ペアとL字アングル用が1ペア。口にくわえるより断然多くの金物が保持できます。

高所作業中は特に、腰袋を身軽にしておきたい僕としては、この方法はだいぶしっくりきました。

屋根を閉じる前に、ルーフィングシートを荷揚げしておく

化粧野地板の上には、ルーフィングシートという屋根の二次防水シートを敷きます。

で、このシートっていうのが、1ロール20㎏もありまして、屋根を完全にふさいだ後に軒先に立てかけた5mのはしごで持ち上げるのはちょっと危険な感じがしました。

なので今回は、屋根を完全にふさぐ前に室内側から荷揚げをしてしまうことに。室内側からなら、足場もあるし荷揚げ高さも短くて安全なのです。

野地板張り完了!

今回の野地板は、半自家製材で、有り幅でとった板もあるので、幅がまちまちだったりしてます。

そのため、軒先から順に張っていくと棟の最後の一枚の幅もまちまちになるのですが、そこは一本ごとに採寸し、自動鉋で幅を整え、ぴったり納めました。

こうして張り終わってしまうと、幅がバラバラなのは個人的にはあまり気になりませんね。

ハンマータッカーでルーフィングを張る

ずいぶん前の話ですが、知り合いのつてで、引退したおじいちゃん大工の工場のかたづけに同伴したことがありまして、その時にちゃっかり、「これ貰っていいっすか?」って、上の道具たちをもらっていました。

ハンマータッカーとガンタッカー。

これ、ホッチキスのでかい版みたいな道具で、屋根のシートとかを打ち付けるのに使うんだけど、新品で買うと結構高いのです。普通に5000円とかすんのね。だからタダでゲットできたのはすごくラッキーでした。

で、貰ってからは2年くらい倉庫に放置されていたのですが、ついに使うときがやってきました。

といっても、今回使ったのは棒状のハンマータッカーだけ、

というのも、野地板を張り終えた段階で午前11時を過ぎ、その時の雨雲レーダーの様子だと、あと2時間で雨雲がここまで到達しそうになっていて、それまでにルーフィングを張り終える必要があり、かなり急いで作業したので、スピードで勝るハンマータッカーを使うことになったのです

使ってみるとわかりますが、ハンマータッカーは仕事がマジ早い。

ポンポンポンと打ち付けるだけで、巨大ホッチキスがしっかり刺さり、ルーフィングをどんどん止めていきます。

でもあまり強く叩きすぎるとルーフィングが破れそうなので力加減はほどほどに。まあ、微細な穴や破れは太陽熱でアスファルトが溶けることで自己修復されるらしいので、あまり神経質にならずにやりましたけどね。カッターで切った時のベタベタ感から想像するに、熱で自己修復というのは十分にありえる感じがしましたし。

タッカーの打ち付け間隔はだいたい20cmくらいで、ルーフィング一枚につき平行方向に3列打ちました。

そして、

予報通り厚くなってくる空の下、肩で息をするぐらい急いで作業して、雨が降る予報の時間までになんとか終わったー!!!

ちなみに、今回使ったのはタジマというメーカーの「ニューライナールーフィング」という改質アスファルトルーフィングで、ランクでいうと真ん中ランクの、そこそこいいやつです。

普通の建売などで使われるものより耐用年数が長く、その分価格も倍近いですが、実績もあり、信頼度は高いらしい。(これはネットの受け売りだけど)

今回はこのシートを4ロール購入し、シートの割付の都合上、普通は10cmの重ね代で十分なところを20cm重ね、棟部分は40cmほど重ねる贅沢な仕様にしました。

シートだけで4万強飛んだけど、その価格に見合う防水性能はあると信じたい。

でもそもそも、これから張る予定のガルバ金属屋根って、シートまで漏水することあんのかな?っていうのは少し疑問なのですがね。

ま、見えないところの自己満足ということにしておこう。

ついに、ついに!建前が完了した!

3月の初めに土台を敷いてから約50日が経過し、休日をほぼ全投資してコツコツやってきた建前作業も、本日ルーフィングを敷設するところまで終わり、とりあえずの完了となりました。

建前開始からの約50日のうち、しっかり雨が降ったのは5日だけ、その5日もだいたい翌日には春の乾いた風が吹いて、濡れた構造材にシミやカビが生じることもほぼなくここまできました。

ここまで終われば、ひとまず雨養生の心配はしなくて済みますし、これ以降は雨でも作業を進められます。

なんだろうこの心の軽さ。

天気に左右されないというのがこんなにも楽だなんて。

といっても、アスファルトルーフィング丸出しで置いておくのはせいぜいひと月くらいにしたいので、早急に屋根張りの段取りを済ませる必要はあります。

まずは屋根材のガルバを発注せねば(まだ頼んでいないのかよ・・・苦笑)

まあでも、こうして屋根下地まで終わってみると、だいぶほっとしたというか、たまの助っ人を除きほぼ彼女と二人だけで作業して、よくぞここまで来たなという感じで、感慨深いものがあります。

一本の胴差を除き致命的なミスもなく、素人にしては我ながらよくやったなあと。

ユンボで竹の伐根、遣り方、地業、鉄筋組、型枠、生コン打ち、構造材墨付け刻み、建前作業、CADでの製図などなど、すべて初めての経験でしたが、どれも何とかなったし、その経験を通してにわかながら習得した技術と集めた道具たちは、今後僕らがここで生きていくうえで大いなる助けとなると確信しています。

そしてなにより、作業を通して身についた「とりあえずやってみるの精神」が一番の収穫だったかもしれません。

屋根の板金や土間コン打ち等、まだまだこれからも未知の作業が待ち受けていますが、それらももちろんその精神でセルフでやっていく所存。

でもとりあえず今は、

丸一日思いっきり畑作業したい!

屋根の上から畑を見下ろして、いちばんにそう思ったのでした。

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