僕の雇われ仕事の休みの日は、彼女の菓子工房造りに費やしている今日この頃。
割と丁寧に作業を進めているため、ぜんぜん進みません。
それでいて、此間みたいに桃の苗木を植えたりしてるから、背中に感じる彼女の圧が心なし強くなってる気がする・・・(笑)
まあ確かに、このコロナ騒ぎ禍もさすがにそろそろ終わりそうだし、経済が普通に戻った時に彼女の菓子作りの仕事の体勢がある程度整っている必要はあるよなというのは至極まっとうなご意見なわけで。ほっとくと自動的に野良仕事をし始める僕の体を、意識的に大工仕事に向かわせています。
といっても、いまだに下地の段階なので、見た目にはあまり変わりません。
砂壁の下地がどうなっているかなど今まで気にしたこともありませんでしたが、今回、一面だけ壊してみて、だいたいの構造を把握しました。下地は胴縁+石膏ボード+モルタルでした。
ここで地味に感動したのが、左官の仕事の精度。
砂壁の凹凸は、柱の面を仮の基準面としてプラマイ1.5mmの誤差しかありませんでした。これは砂壁に直接胴縁を打ち付けているときに判明した数値なんですが、ちょっと信じられないくらい平ら。モルタルや砂壁を手作業でこんなに平滑に塗れるもんなの?嘘だろ?って。
これをやった左官職人、相当腕がいいんじゃないか?
まあそのおかげで、胴縁の厚さを変えてレベルを出す作業がとても捗りましたが、同時に、このガチな真壁に胴縁を打ち付けて、石膏ボード張ってキッチンパネルを張るのは勿体ないなとも少し思いました。
ステンドグラスをリペアして嵌める
彼女の趣味の一つに、アンティークなモノの収集というのがありまして、今回の菓子工房造りにもその趣味をちりばめていくことになりました。
例えばこんなステンドグラスとか↓
このステンドグラスは、製菓部屋とパッキングルームを分ける間仕切りに入れることになりましたが、さすがに木枠がボロボロ過ぎてアウト(保健所の許可的な意味で)なため、まずは枠を取り外し、新たな枠を作りました。
新たな枠の材料は桧で、ガラスをはめる溝はヤフオクで買った自在溝切を使用し、10mm幅・14mm深で刻みました。(小型溝切+自在溝切刃はマジで神道具です)
これを早速間仕切り壁に入れることになります。
本来なら、こういうガラスとかは一番最後に入れるのが安全な気がしますが、今回はこのガラスを先に入れないと次の工程に進めない位置だったので、先入れです。
柱の矩をヒカルのは、二人でやった方が絶対楽なのですが、あいにく今日は彼女が洋裁教室の日なので、クランプを用いて一人でやってみました。
柱の矩ヒカリはわりと定番の技で、やり方はネット上にあふれているので僕が説明するまでもないですね。
とはいえ、矩をちゃんと測りその通りに切断すると、ゲンゾウビス止めでもとてもきれいに見えるから、侮れない工法だと思います。我ながら、このステンドグラスのとこはめっちゃピッチリ入って超気持ちいかった!
で、このピッチリ加減にニヤニヤしながら木くずを掃いていると、彼女が洋裁教室から帰ってきて、和室に入って第一声が、
「ステンドグラス上下逆じゃんwww」
っていうね(笑)
僕「え、そうなの?だってクリオネでしょこれ?もうビス打っちゃったし、どうしよ?」
彼女「クリオネwwwwじゃあいいよもうwwクリオネでwww」
笑いすぎw
このステンドグラス、僕の中で完全にクリオネだと思って作業してたので、この向きしか考えてなかったんだが。
逆に、上下さかさまだと何なん?花とかか?引っこ抜いたカブか?そっちの方が謎の柄だろ~
とかいって笑いながら、まあそんな感じで、愉快にやっています。
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