先週の月曜に打設した倉庫基礎の立ち上がり。
打設日から中一週間経過したので、本日、型枠を外すことにしました。
今年の冬は異常に温かくて、特にこの一週間は最低気温が0度を下回ることがなく、霜が降りる日もなかったです。打設日の朝が一番寒かったかも。
ベース打設時の経験から、プチプチシートをかけておくだけで+3度の保温効果があることがわかっていましたが、凍結の心配は杞憂でした。
養生期間中の平均温度は10度くらいあったようなので、水コンクリート比50のコンクリートはすでに20N/㎟以上になっているはず。
専門書によると、5N/㎟になれば型枠外しても問題ないということなので、打設から中一週間というタイミングは十分すぎるといったところでしょうか。
本番の家を作る前の予行演習として作っている倉庫ですが、作るからには60年くらいは余裕で持つ丈夫な建物にするつもりで、僕的にはやれることはすべてやり尽くした感じなので、型枠を外してみてどうなっているか、ワクワク半分、心配半分といった感じ。
型枠を作るのは面倒。外すのはちょっと楽。
この規模の基礎でも、コンパネは21枚、ビスは500本、セパレーターは100本、板ナットは200個も使っています。
組み立てるときには、インパクトの振動で手がおかしくなったくらいビスを打ちました。
ということは、同じだけのビスとナットを外さなければならないってことか。。。
と、型枠を前に少し戦慄しました。
が、組み立てる時とは違って寸法を気にしなくていいし、桟木をクランプする必要もないので、音楽を聴きながら勢いでやってしまえばすぐでした。
ちなみに、板ナットは21ミリのソケットをインパクトに付けてドゥルルってやって外しました。
インパクトがなかった時代って、これを手動でやってたのかよ・・・
こんなクソ薄いナットを手動で外すとか、考えられんわ。
最近確信し始めたのですが、機械に頼れるところは全力で機械に頼ったほうがいいです。板ナットの取り付け&取り外しみたいな単純作業は特に。
あ、それと今回、人生で初めてビス一箱を使い切りました。
少し大人になれた気がしました。
ボイド管はこうやってみた
基礎の立ち上がりには、125mmの穴を2個、50mmの穴を4個開けることにしました。
倉庫は本番の家ができるまで刻み小屋として使うので、この穴をすぐにどうこうするわけではないのですが、いずれ店舗とかになる可能性も無きにしも非ずなので、フレキシブルに対応できるように穴はあらかじめ開けておくのです。
で、その穴をあけるために、型枠の中にあらかじめボイド管という紙製のパイプを仕込んでおくのですが、そのボイド管の仕込み方がネットで調べてもいまいちよくわかりませんでした。
ひし形に組んだ鉄筋でボイド管を挟んで保持するやり方もあるらしく、それも検討しましたが、鉄筋のかぶり厚的に考えて完全にアウトなので却下となりました。
プロはプラスチックの専用部品を使うらしいですが、この辺のホームセンターには売ってなかったし、送料払って買うまでもないよなーと思っていろいろ考えた結果、上の写真のような感じになりました。
手順はこんな感じ↓
まず、セパレーターで型枠を固定する際に、ボイド管を固定位置周辺の鉄筋で囲まれているエリアに入れておきます。セパを固定してからだと鉄筋に邪魔されて入らないので。
つぎに、水糸からの距離で穴を開けたい位置を出し、型枠外側にマーキングします。そのマーキングを目安に短く切ったボイド管をあてがって丸いしるしを書き、そこにビスを3つ打つだけ。型枠を貫通したビスは、ボイド管の内側に来る感じになります。
このやり方だと、最初のビスでボイド管の内側のどこかを捕えれば、後の位置は簡単に決まります。一人でもできましたが、二人で作業すればめっちゃ簡単だと思います。
ボイド管は基礎幅ピッチリに切っておくといいかも。
これでどうなったか?
それは次の記事で。
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