樹齢100年の檜の9寸重すぎワロタwww(腰が)

小屋建設

僕が雇われでやっている仕事が繁忙期に突入したこともあり、若干ペースが落ちている感じの倉庫セルフビルドですが、まあぼちぼちとはやっていまして、現在、胴差部分を刻んでます。

倉庫なのに胴差があるのは、欲張って二階建てにしたためです(笑)

最初は、普通に1階建ての天井が高い作業場っぽいのを作ろうと思っていたのですが、材木屋のデッドストックに4mの柱材が30本ぐらいあったのと、そもそも天井が高い必要ある?っていう思いが強くなってきたので、4mの通し柱を基本とした二階建てにすることになりまして、胴差っていう二階の床梁てきな部材を入れることになったのです。

ほとんどすべての柱を通し柱にする構造は、彼女のうちに昔からある土蔵の構造を参考にしました。

柱は基本的に半間ごとで、間口は芯々で3800mmです。4m材を目いっぱい使えば2間よりちょっと大きくできるので欲張りました。

小屋梁は渡り顎で組んで、ボルトを柱まで伸ばして緊結する予定。

蔵を参考にした構造。人間は僕の等身大です。

こんな構造なので、胴差部分には床の加重が加わることになりまして、ヤング計数とかスパン表とかをゴニョゴニョして算出した結果、変形量を300分の1以下(2間で10mmくらい)にするためには、部分的に9寸の檜を3本使う必要が出てきました。

幸い、材料は向かいの材木屋さんが在庫をいっぱい持っていたのですぐに調達できました。立米単価も12万円で、米松KD材とそんなに変わりません。

昔は高級だったのかもしれませんが、今は普通に手の届く値段で買えます。檜。

でもね、杉と檜で立米単価は4万円しか違わないけど、檜は全然売れないんだって。その4万が建築業者にっては利ザヤになるから。構造的に問題がない場所ならば、杉の方が圧倒的に使われるらしい。

で、この檜の9寸っていうのが、クッソ重いんですね。

4寸の柱でも重いのに、それの二倍以上っていう。

まあギリギリ一人で運べますけど、だいぶ命がけ(腰が)ですwww

命がけなので笑ってる場合じゃないのですが、正直、重すぎワロタwwwって感じ。(腰が)

たぶんこれは、僕の腰史上最大級の重さ。完全に未知の領域。

いや、まあ重いの自体は耐えられるんですよ。10mくらいなら運べるし。

ただ、腰が何の予告もなくいきなり砕けそうなのがめっちゃ恐怖なんですね。

いきなり激痛が走ってそのまま材木の下敷きになって身動き取れなくなって発見されるのを待つとかマジ勘弁だかんね。

で、ちょっとあまりにも重いから計算してみたんですよ。何キロなんだろ?って。

すると、いちおう、一般的に檜の比重がだいたい0.45らしくて、それで計算すると、4m材で58㎏になるっぽいのですが、

いやいやいや、

体感的には、58㎏以上あるんじゃね?絶対あるでしょ?

って思ったので、今、7寸材の木っ端を量ってみましたけど、

え、なんか、比重0.51なのだが・・・

ということは、

つまり、

幅4寸・背9寸の4m材で66㎏ということ。

しかも今回は原木の長さのまま出してもらったので、どれもだいたい4.5mくらいの長さがあるわけで、そうなると70㎏を優に超えてくることになります。

こりゃあ大変なわけだわ・・・

まっ、この重さが杉より格段に強い証拠なのだけど。

材木屋さん曰く、「このあたりの檜は普通のより強い」ってことらしいですが、そのぶん比重も重いのかもしれません。

それに、年輪数えたら、9寸だと余裕で100歳以上生きてるっぽいかんね。

100年の重みは伊達じゃないってことです。

それにしても、100年物の檜って、9寸でも一丁1万円台で買えるもんなんですね。もっと5万とかすんのかと思ってました。

だって、100年前って関東大震災とかそのレベルですよ?大正ですよ大正。あのデモクラシーの大正。昭和すらまだ始まってない。

B29とかが飛んでるその下で、すでに結構ちゃんとした木として山に生えてたわけだし。。。

木ってすごいわ。

でも、大昔にこの木を植えた人は、まさかこんな素人のセルフビルドとかいうちゃらちゃらした用途で使われるなんて思いもしなかっただろーな(笑)

こんないい木が、需要が全然なくて売れない時代になるなんて・・・ね。

セルフビルダーにとってはいい時代になりましたが、なんか複雑な気分です。

もっとみんな使えばいいのに、檜。

そんなことを思ったのでした。

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