大豆根粒菌の窒素って結構すごいかも

果菜類

6月の初めごろからズッキーニが採れ初めていまして、今は収穫最盛期を迎えています。

最近は毎日5,6本、日によってはそれ以上収穫してる感じです。

ズッキーニそれ自体はなんら変哲もない普通の固定種のやつなのですけど、植えた場所がすこし特筆すべきところでして、この場所、昨年大豆を育てていたエリアなんですよ。

まあ“大豆を育てていた”といっても、昨年も一昨年と同じく大量のカメムシにやられて、大豆としての収穫はゼロだったのですが、収穫物として持ち出してない分、根粒菌の作り出した窒素分がほぼすべて畑に還元されていたっぽい。

で、その窒素分っていうのが、ちょっと僕の想像を超えてるというか、ズッキーニの勢いを見る限り、富栄養すぎる感じなのです。

うちの畑は、タマネギとニンニク以外の作物に肥料をやることはあまりなくて、このズッキーニも無肥料で育てているのですけど、無肥料とは思えないほどに脇芽がばんばん出ていて、収穫や受粉作業がやりづらくてちょっと困惑してます。

同じエリアに植えているスイートコーンも無肥料なのに結構太くなっているし、大豆根粒菌の窒素固定能力って量的に結構すごいのかもしれません。

さすが、畑の肉といわれるだけのことはあります。

ただし、大豆を大豆として収穫して畑の外に持ち出してしまうと、根粒菌が固定した窒素分も一緒に持ち出されてしまうらしく、窒素収支はむしろマイナスになるらしい。

つまり、大豆の窒素分を次作以降に流用したい場合、あえて収穫しないなり、カメムシに食害されるなりしないといけないわけです。

そうなると、うーん・・・って感じ。

実は、去年、一昨年と連続でカメムシの食害を受けて、うちで大豆を作るのをあきらめかけてるんですよね。

緑肥的な意味だけで栽培するのもなんだかなあって感じだし。

大豆根粒菌の効果がすごいのはこのズッキーニを見て十分に感じたのだけど、カメムシに食われる前提だと、やる気が全然起きないのですよね。

ただ、今年がいつもとちょっと違うのは、エンドウ豆エリアのカメムシが異常に少なくて、仮にこのまま個体数が増加しなければ、もしかすると大豆が取れる可能性もなきにしもあらずな気もしてるってこと。

もしまたダメだったら窒素肥料だと思って割り切るか・・・

大豆、播くならあと一か月後だけど、悩むなあ。

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